初めての全身麻酔 | gumipinの乳がんだけどのほほんとしてるよ~

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2015年夏
のほほんと平凡に暮らす40代後半の私に
突然骨髄バンクから「適合者に選ばれた」と封書が届いた。
検査と面談を経て最終ドナーに。
「よし!命のボランティアがんばるぞ!」
と決意した数日後シコリ発見。
他人事だと思っていたのに乳がんになっちゃった~;;

2015年11月24日(火)

今日は夜9時以降は飲んだり食べたりできません。

目ええぇぇ~~??どうしよう。


でも少しの水なら朝7時(?忘れた)までならOKです。

ほんと?ならよかった。

と安心したのに、日中の看護士さんと夜の担当の看護士さんが交代すると、また、同じ話をして、

「確認してきますね」と言って、数回やりとりの後ようやく、朝の水分がOKになった。


何を心配したかというと、

朝ごはんを食べないとお通じが来ない私は、早起きして、冷たい水を飲めば


「きっとくる~音譜」と考えていた。



11月25日(水)手術当日 早朝5時起き。

5時半くらいにマグカップに水をくみゴクゴクと二口飲んだ。


しばらくすると、、、、、、

来た来たニコニコ

これで一安心。

手術に臨めるというものだ。



午前中に手術室担当の看護士さんが来てくれ、手術室へ行く時間や準備の説明をしてくれた。

手術着に着替え、点滴をし、トイレをすませ、しばし。

夫、義父母と、実家の父母が来てくれた。あとから叔父叔母も。


手術開始が13時予定だから、12時をすぎたら移動の準備。

私を乗せて行くベッドに寝て、廊下を運ばれていく。

「ああ~~いよいよか~ドラマみたいだな~」

「ベッドに寝て運ばれるのはなんか目が回る~」

といろいろ考えているうちにエレベータに乗り、手術室のある階に着いた。

手術室の階は、手術室前の廊下は、なんで薄暗いのか?

なんだか不安にさせられる気がした。

家族もぞろぞろ着いてきたはずなのに、言葉を交わす間もなく、私は手術室へと吸い込まれていった。

遠くから夫が「がんばれ~」と、言ったような気がした。



手術室

天井がやたら眩しいショック!

ドラマみたいだな~~~

手術台に乗ると酸素マスク。

麻酔科の先生の声

「大きく深呼吸していてくださいね~。点滴から麻酔入れていきますからね」

あ~~ドキドキが~~とまらない~~~ガーン

そ、そうか、深呼吸!!

ス~~ハ~~ス~ぐぅぐぅ   くらいまで記憶にあると思う。


次の瞬間

S先生の声が聞こえてきた。

「目覚めると傷口痛がると思うから、、、、」

話を聞きながら、確かに胸がジンジンショック!痛いのを感じていた。

「終わりましたよ~」

返事の代わりに うんうんとうなずいた。

眩しくて目は明けられない。

部屋まで、ベッドに寝た状態で運ばれ、やっぱりめまいを感じる。


部屋のベッドに落ち着くと、みんなの声が聞こえてきた。

「がんばったな!」

「もう大丈夫だよ」

無事に終わったんだ~と安心して、まだ目が明かないままで涙がこぼれた。


全身麻酔のなにが怖かったかというと、気管挿入だった。

それも何も感じないままに終わってくれてよかった。

でも、喉の違和感は確かにある。

それに上唇が腫れぼったい???気管挿入のときなにかあったんだな?と思った。

鏡で確認したら、たらこ以上の水膨れになっていたガーン

だれよ!こんなことしてくれたのはパンチ!



手術中センチネルリンパ節生検をした結果、一部転移があり切除したということでした。

結果ステージ2Aと診断されました。


夜には傷口の痛みも落ち着き、寝返りが怖くてできない程度でうとうと眠ることができそうだった。

叔母が夫に 「今晩くらい付き添ってあげたら~」と言ったので、

娘の送迎を終えてから遅くに部屋にやってきて、部屋付のユニットバスでシャワーを浴び、ベンチをベッドにして寝始めた。

特別痛くもなかったので、静かに眠れたはずなのに夫が来てイビキをかくおかげでむっぐっすり眠れなかった。

まあ心強かったけどねニコニコ