今日は、ボストンにあるハーバード大学で開催された日米学生会議(Japan-America Student Conference:JASC) に参加してきました。


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目の前はよく通ってるけどキャンパスの中に入るのは実は初めて。。。大きなキャンパスには建屋がいろいろあり迷うこと10分少し遅れての参加。みんな若い。。。。30名程度の参加でしたがおそらく社会人は見渡す限り3-4名。あとは学生でしたね。

JASCは、満州事変以降失われつつあった日米相互の信頼回復を目指し日本人学生により1934年に創設された国際学生交換プログラム。以来75年に渡り「世界の平和は太平洋の平和であり、太平洋の平和は日米の平和にある。学生もその一翼を担うべきである。」という当時の理念を継承しつつ、学生の立場から日米両国の問題について議論を重ねてきた。毎年72名(日本36名、アメリカ36名)の学生が共同生活をしながら両国を巡る様々な事柄について多角的に検討してきた歴史のあるもので、過去の参加者には、故宮澤喜一元首相やHenry Kissinger元アメリカ国務長官もいたそうです。

基調講演はハーバード大学の博士研究員を務めるDr.Trent Maxey氏 が「近代日本文化や風土」に関して映画「ラストサムライ」や、「24時間戦えますか?」などちょっと懐かしいCMの話題をを織り交ぜながらわかりやすく解説てくれました。

「良妻賢母」など日本人女性のよき風土をうまく捉えてるなーと、ある意味自分なんかより日本のことをよく知っているなと思いました。それにしても、ところどころ出てくる日本語の発音が完璧なことには驚いた。(後で聞くと日本で生まれたのだと。。。やっぱり。)

次のセッションでは、「日米安保」「環境問題」「経済危機」「女性の権利」について日米4名の学生によるパネルディスカッションがありました。社会人のコンファレンスになれてしまっている為か、若い学生たちの熱い議論は刺激的だったな。英語であっても物怖じせず自分の意見をはっきり言える。ほんと感心してしまいますね。

パネラーの一人であった東京大学工学部の金光慶紘君(今はトロント大学に留学中)は、京都議定書絡みの環境問題の話から、ホンダの自動車業界における成功を例に日本の新技術について立派なスピーチがありました。

会議終了後のちょっとした懇親会で話す機会があったのですが、そんな彼は将来は国連で働きたいとのことで、目をキラキラさせながら日米学生会議について熱く語っていました。

それから、ITメディアのオルタナブロガーとして大活躍の久野さん (彼女はMBA留学のためにボストン在住)とも会うことができて少しびっくり。(It's a small world)(笑)。二人して「学生はいいねーっ。」と数年前(?)を懐かしく思い、20代前半の彼らをちょっと羨ましくも微笑ましくも思いました。

帰りの車の中は、ノースカロライナにあるデューク大学に交換留学研修で1ヶ月通ったころの大学1年生の自分と彼らを照らし合わせながら(きっとレベルは随分違うが・・・。)その思い出にに浸りながら、MBA取得に頑張っている人を目の当たりにして、これからのことを考えちゃいました。

この10年はITの世界にどっぷりだったけど、なんだか思いっきり勉強して、自分に投資したくなってきちゃったな。