「MUGEN」サニーデイ・サービス | 君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

君、ちょっとCD棚の整理を手伝ってくれないか。(仮)

中学から買い始めたCDがあまりに増え、自分で何を持ってるか把握出来なくなってきた。そのため同じCDを2枚買うという事件を産むこととなる(4回)。

この悲劇を五度繰り返さぬよう一枚一枚確認していこうという、

ブログにするほどでもない内容のブログなのだ。

mugen


ライジングサンの深夜もしくは明け方、
もう既に身体のあらゆる部分が
悲鳴を上げているのにも拘わらず、
音が鳴り出すと思わずフラフラ身体を動かしてしまう現象、
行かれた方ならお分かりかと思う。

俺はこの現象に「エゾロッカーズ・ハイ」と名付けた。
皆さんも是非使って欲しい。
でも、思い返せばフジでも同じような感じだったな。
そん時はフジロッカーズ・ハイで。

サマソニでも無くはないけど、
フジエゾほどのマジックは感じない。
やっぱり自然の力なのだろうか。
まぁ、ライジングサンの会場はただの資材置き場らしいが。


遂に終了しますよ!
「ほくほく北海道!!さんさんライジング!!
 MZD216、北海道ぐるり旅」(RISINGSUN 最終日編後半)


ZAZEN BOYSが耳からナニから昇り龍を飛び出させた後、
本当ならば清志郎さんのオンステージだったはずなのだが、
この日はお休み。

空いた時間、ぼやっとするのも勿体ない、
俺はte'を観にアーステントへ。
B.U.Pは、サプライズを信じ、
サンステージ前の基地で横になる。
(結果的に何も無し)

疲れた身体を引きずってアーステントに辿り着いたは良いが、
te'は轟音ポストロックバンド。
エゾロッカーズ・ハイは、
踊れるアクトにのみ作用する。
そして俺は疲労困憊に轟音を浴びると、
気持ちよくなって寝てしまう癖がある。
少しだけ座って聴こう、
と腰を下ろして数秒、眠りに落ちた。

結局te'は中盤以降しか観てないが、
思った以上にロックなライブ。
悪く言えば、学生がやってるバンドみたい。
暴れっぷりやパフォーマンスが
まだ芸になってない感じ。
音はかなりカッコ良いのに、勿体ない。


B.U.Pとの待ち合わせて、
ボヘミアンガーデン。

ゆらゆら、ロザリオスを敢えて捨てて、
EZOISTに絞る。
折角の北海道、地元の味を楽しみたいじゃない。
ただ、今回は道民括りは無くなってたんだが。

しかし、なかなか始まらない。
後からタイムテーブルが30分変更に
なっていたと判明するが、
それだったら、ゆらゆら、ロザリオスが、
少しでも観られたんじゃん、もう。
まぁ、それもフェス。

EZOIST外伝 石狩カバー・サミット08、
つまりは豪華なカラオケ大会。
皆、客層を無視した自分たちの思い出の曲を
各々披露。

詳細は調べれば分かるので、
「EZO or DIE!」とかを観て欲しいが、
特筆すべきは、
ようこさんの津軽海峡冬景色、
山中サワオのバックにキュウとウエノがいる
(曲はオアシス2曲)、
勝手の武藤による「サムライ」、辺り。

特に武藤の「サムライ」は非常に格好良かった。
考えてみれば、
ジュリーが「勝手にしやがれ」をやっている、
のではなく、
「勝手にしやがれ」がジュリーをやっている事になり、
何ともややこしい。

終盤、ずっとMCやってた増子兄ィがボーカルを務めて、
サザンのカバーバンド、破綻オールスターズを結成。
兄ィは酔っぱらい過ぎて、やたら間違えてた。
あと、ずっとはしゃいでて、
途中リードボーカルまでやったりする女性が居り、
場内も「あいつは一体誰だ」、
という空気だったのだが、
あれは元DMBQ、現メタルチックスのドラム、
吉村さんだったのね。

とにかく、終始全員がリラックスした雰囲気、
ほぼ全員呑んでるし、単に客前で打ち上げやってるだけ、
とも言える。
袖の奥にはスクービーMOBYの姿も。

最後はキュウやLOW IQ 01や
「どうでしょう」の鈴井さんなんかがマイクを握って、
北海道らしく「長い夜」、
そして、「雨上がりの夜空に」。

最高の選曲だが、
サニーデイの時間が迫る。
泣く泣くエンディングを観ずに、
ボヘミアンガーデンを後にする。

途中、レッドスターフィールドで、
ROVOが素晴らしい演奏をしていた。
むはー。
何と誘惑の多いフェス。
これもいつか観ねば。


サニーデイの再結成、
鼻息荒く喧嘩を売った渋谷さんも、
さぞ臍を咬む思いだっただろう。
ジャパンはこの再結成をどう伝えるのか楽しみ。

曽我部のライブは何回も観たが、
サニーデイ・サービスを観るのは、
この時が初めて。

初めてだが、想像した通りの
いや、想像以上のサニーデイっぷり。
音楽もMCも佇まいも実にフォーク的で、
客も黙ってそれを眺めている。
古くからのサニーデイファンには感涙の瞬間だろう。

しかし、ソカバンからしかライブを観た事がない
俺には、サニーデイという枠に、
曽我部が無理矢理でかくなった身体を
押し込めているように感じた。
もっと言えば、サニーデイが
サニーデイをカバーしているような。

ソカバン、そして前日に観た、
ランデヴーバンド、
曽我部はその両手に持った武器で、
何だって出来るようになった。
ロックンロールだって、メロウな曲だって、
コントじみたMCだって、加山雄三だって出来る。

そんな状況の中で、
今更何故狭い所へ戻るのか。

いや、何でも出来る様になったからこそ、
今ならサニーデイさえも出来る、
と思ったのか。

観る前は伝説のバンドの復活をこの目で観られると、
小躍りした俺だったが、
終わってみれば、明らかに
ランデヴーバンドの方が良かった。

果たして、サニーデイをこれからも続けるとしても、
解散前と同等、それ以上のものが産まれるのか、
見守っていこうではないですか、
どうですか、皆さん。

最後に、曽我部はボーナストラックな感じで、
俺の好きな曲、「コーヒーと恋愛」を。


今年は飛行機の搭乗時間が早いので、
北海道、最後の食事をレッドスターのトコで。
この時間帯はチョコチョコ安くなるのだ。
ご飯が冷えたビーフストロガノフ丼か何かを喰いながら、
レッドスターフィールドが解体され、
ただの荒れ地に戻っていくのを眺める。

とぼとぼとサンステージに戻ると、
スカパラが最後の盛り上がりを演出している。
綺麗な朝日。
三回目の参戦で初めて観た。

また来年。
来るかどうかは分からんが、
取り敢えず雰囲気で、また来年、と思う。


総括。
今回もいいフェスでした。
トイレは快適だし。
うんこ出なかったけど。
ただ、ハプニング性は減ったかな。
あと、EZOISTが面白いってのが、
バレてしまって、エラい集客になってたんで、
来年からは新ネタ考えた方が良いかも。

良かったのは、
ベストアクトは怒髪天に。
次点は電気。

これにて、エゾ日記はおしまい。
ここまでお付き合いしてくれた暇な方、
ありがとうございます。

次回はさっき観て来た
「ザ・ダークナイト」についての感想です。


今、サニーデイで何か無いかと、
CD棚を漁ってたんだが、
俺、LOVE ALBUM持ってたっけ、
どうだったっけ。
色々講釈垂れた割に、
「24時」以降のアルバムって、
あんまり聴いてないんです、すいません。

でもこれは後期の割に、
所謂サニーデイ感が凄くあるアルバムです。
が、どうやらこのアルバムからは、
今回どれもやってないみたいですね。