R&Bとは何の略か皆様はご存知だろうか。
音楽ファンであれば当然常識であろうが、
その答えは、ロック&ブルースである。
人気グループ「SMAP」の
木村拓哉さん(略称キムタク)が過去にそう仰っていたらしい。
ロックとブルースなんて、
何も今更引っ付けなくても良いとも思うが、
音楽知識が豊富なキムタクさんの事、
(現に、10年程前ボンジョビについて熱く語る
キムタクさんのラジオ番組を聴いた事がある)
まず間違えてなどいないはずだ。
俺のR&Bに関する知識はこれで以上だ。
俺はこれほど沢山のCDに囲まれて生活しながら、
R&Bは殆ど嗜まない。
ちょっとしたパーティなどでも、
R&Bの話題になってしまうと、
途端に会話に参加出来なくなってしまうのは、
音楽ファンとしてはちょっぴり恥ずかしい。
という訳で、
少しはR&Bの勉強になるかと思い、
終業後、映画「ドリームガールズ」を観てきた。
以下には、映画を観た今の自分の気持ちを
素直に表現していくので、
まだ観ておらず、且つこれから観る予定の人は、
明日を夢見てオーディションでも受けてて下さい。
まず、全体の印象としては、
元々がブロードウェイの舞台作品なせいか、
随分と淡白な感がある。
更にその元々は、
シュープリームスとその周辺の実話で、
ストーリーもかなり伝記的な要素が濃く、
それも淡白になった要素の一つだろう。
しかし、名前やら何やらは変えちゃってんだから、
変に史実に沿おうとせずに、
もっとエンターテインメントに寄った作りでも
良かったのでは。
また、ストーリーを
あまり深く掘り下げぬまま性急に進むため、
見せ場であるミュージカルシーンへの移行が急過ぎて、
こちらとしては普通の映画モードとミュージカルモードの
切り替えが上手く出来ない。
ミュージカル映画というのは、
通常時(歌ってない時)も
ファンタジックな世界で撮ってくれないと、
ミュージカル部がすんなり受け入れられず、
どうにもちぐはぐな印象を受けてしまう。
また準主役であるエファー役のジェニファー・ハドソンの
(見た目は森三中の三人とキャイ~ン天野を
足して4で割ったような感じ)
歌が上手いのは分かるが、
そのミュージカル部がチト長い。
ジェイミー・フォックス演じるマネージャーに
自分の思いを歌で吐き出すシーンがあるのだが、
それがあまりに長いため、
結果としてエファーが
単に「うざい女」に見えてしまうのは残念。
最後は、結局ジェイミー・フォックスが全面的に悪くて、
周りは全員その被害者だけど、
それぞれ頑張っていこうよ、
みんなホントはいい人だし、
みたいな、三方一両損的な感じも
どうも腑に落ちない。
が、エンターテイメントミュージカル映画で
あまり殺伐として終わるもの哀しいので、
これはこれでいいのかも。
ただ、エディ・マーフィの弾けっぷり、
ビヨンセの美しさなど、
観るべき所、聴くべき所は多い。
60年代から70年代にかけて、
黒人音楽がどういう変遷を遂げたかも分かるし、
ぽっと出のデブねえちゃんに一番歌の上手い役を与え、
トップアーティストのビヨンセに歌が弱い役をやらせる、
意地悪キャスティングも面白い。
ただ、劇中ずっと良い人だったビヨンセ演じるディーナだが、
そのモデル、ダイアナ・ロスこそが、
諸悪の根源、傍若無人我が侭放題だったとか。
さて、ネタに困った今日はスクービーで。
R&Bと言われて思い出すのは、このバンド。
こないだ買ったこのCDで。
こないだ買ったとこなので、
今初めて聴いてます。
なかなか良いです。
スクービードゥー
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