若い方々から見たら滑稽に思える話である
先日、非常に古い女性友達とデートをした
三十数年以上前の話であるが
自身は20代中後半の時、バイクで米国から中南米を1年かけて走ったことがある
この旅の終点はブラジルのマナウスから米国のオーランドで、そのあと空路でロスに入り、ロスの友達に迎えられ旅を終えた
その後、抜け殻になった自分は多少器用であった事もあり、ロスである会社経営のUさんの目に止まり、その方の会社でアルバイトをする事になる
住まいも無いので、その方の自宅に居候をする事になった
そこで数週間が過ぎたある日、突然日本から若い女性がこのUさん宅を訪ねてきた
Uさんの話では、この女性Cさんは数カ月この家に滞在をするのだという
突然日本から若くて魅力的な女性が、日本人女性が絶対的に少ない当時のロスの日本人社会に舞い込んできたら、このロスの日本人社会の男たちが浮足立って行くのは致し方ないのかもしれない
この居候先の社長Uさんも結構な年齢ではあるが独り者であった
こういった中、この女性Cさんより4つほど年下の自分からすれば、当時自身には日本に彼女がいたし、現在は千葉に住んではいるが元々名古屋生まれの貧乏バイク旅行者の身分では、関東圏からロスに数カ月も遊びに来ているCさんは住む世界が違う高根の花であり、その様な変な感情は湧いては来なかった
しかし、同じ屋根の下に住み、結構いろいろなところへ2人で出かけていた
週末はフリマ、夜は JAZZ LIVE HOUSE、グリフィスパークも行ったし、当時高級住宅地で有名であった
パロスバーデスにCさんの知り合いの家があり、そこに2人で泊りにも行った
右から 自分、Cさん
Cさんとは一か月程一緒に居たであろうか
あまりにもいつも一緒にいたため、他の男たちの自分に対する接し方が明らかに変わっていき
その結果、そのUさんの家を追い出されることになる
そして、雑誌に寄稿をしているよくわからない業界人(?)の日本人に誘われ、その仕事を手伝い、またそこに居候をさせてもらった
しかし、そこでも結果的にCさんをめぐり、自分は追い出されるはめになり、歩いて夜のロスを彷徨いモーテル探しをした記憶がある
そこでもCさんとは連絡を連日の様に取り合っていた
そして、お金も底をつき始めたため、自分は日本に帰国をする事にした
ロスの空港までCさんに送ってもらい、これを最後にCさんと別れる事になる
ロスで別れた時は、たまたま同じ家に居候をしていた友達として別れたのだが
帰国してもCさんの事は当分の間、忘れられなかった
帰国して初めて気づいた、好きだったのかもしれない と
帰国し、それまで付き合っていた彼女とは直ぐに別れる羽目になる
タイミングが合わなかったんだな・・・
その後、数年後に自分の実家に電話がCさんからあったようである
そのころ、自分はアメリカに駐在をしており、当時は携帯電話などもなく
それ以上、連絡を取る術もなかった
そして、十数年後にも電話が実家にあったようであるが、もう自分は実家からは離れており
そのままであった
そして昨年末、自身が実家に帰った時、今日知らない女性の人から電話があったと聞かされ、携帯番号のメモがあった
その後、電話で話したが、このところ仕事が超多忙であった事もあり、そのままにしていた
そして1週間ほど前に、自身の携帯に電話が入り、三十数年ぶりに会うことになった
あのチャーミングな笑顔はどうなっているんだろうか・・・?
そして三十数年の隔たりを経、会う
あの憧れであったCさんに・・・
しかし、当たり前だが、お互いに年を取り過ぎている
レストランで、マスクを外した時、「そんなに見ないで・・・」と齢はとっても女性の仕草である
Cさんはずうっと独り身であったという
う~ん なんとも言えないこの気持ち
なぜもっと早くに会わなかったのだろうか・・・
今、当時を思い返す
確かに好きだったけど高根の花であった
昨日、今度遊びに行く約束をした・・・


























