あの日は仕事中でした。
10代の彼が車椅子で「地震だ」と言ったことを覚えています。
あの時の彼は、別の病で亡くなりました。
私は呼吸器の患者さんのもとへ行き、大丈夫か尋ねたり、各部屋へ行き、患者さんのことを気にしていました。
仕事柄なんですが。
ひと通り安否確認をして、休憩室のテレビからの画像を見て何が起きていたのか理解するまで時間がかかりました。
実家の母は大丈夫なのか不安でいっぱいでした。
携帯から何度も電話したけど、繋がらず
職場からかけてみるように言われてかけたけれど繋がらず。
帰る時にようやく繋がり安心したのを覚えています。
いまだにテレビからの画像が見れません。
自分が受けたのではありませんが、見ていると自分が受けたようになるのはかわりません。
忘れていかないように。
心にきざんでいくしかありません。
避難所での性被害、
阪神淡路大震災のときにもありましたが、
声をあげたけれど、もみ消されました。
混乱の中で起こるこのようなことが
早くなくなってほしいです。
人々の意識を変えてもらいたい。
女性だけの問題ではありません。
1人1人が考えて、もらいたいと思っています。
受診付き添いでした。
上の写真は観賞用のパイナップル。
数年前に沖縄で買ってきたものです。
少しずつ大きくなっていました。
楽しみができました。