自分の中心軸って定めてるかな?

え?なに?それ?

って方に、ちょっとした物語を・・・

太郎君は花子さん(べたな名前だけどとりえず・・)と半年前に交際を始めました。

そして、始めて一緒に過ごす、花子さんの誕生日を2ヶ月後に控えて、太郎君は花子さんの

誕生日を素敵な日にしたいと、悩み続けました。


そこで太郎君は、花子さんが大好きな海でのディナークルーズで祝おうと考えたのです。


しかし、そのディナークルーズは凄く人気が高く


申込みも2か月前からで、しかも抽選で決定するというプレミアチケットだったのです。


加えて、料金も太郎君の給料から考えると破格の値段、でも太郎君は花子さんの


喜ぶ顔を見たい一心で、申し込んだのです。


その後、なんと運良く当選しプレミアチケットを手に入れたのでした。


舞い上がった太郎君でしたが、花子さんへのサプライズとして当日の行動は内緒にして


その日が来るのを、心待ちにして過ごしていました。


そして、当日


花子さんとは、桟橋付近での待ち合わせ


しかし、時間になっても花子さんは現れません。


30分が経ち、その間も花子さんの携帯には何度も電話を入れていたのですが、留守電のまま。


結局、船は太郎君たちを乗せずに出港して行ったのです。



その後、20分位経って、花子さんは待ち合わせの場所へと、息を切らせ走ってやってきました。


理由を聞けば、電車が人身事故で遅れ、そのうえ携帯も充電が、無くなっていたとのこと・・・



太郎君は、ひたすら謝る花子さんに向け


「俺が、どれだけ苦労してチケットを取ったと思ってるんだ?」

「遅れる可能性を考えて、早く出ることが何故できない?」


挙句の果てに、「お金戻ってこないんだぞ」と、まで


花子さんは、涙を浮かべ謝り続けましたが太郎君は、その後も自分の気持ちを花子さんに


ぶちまけ、責め続けました。


もちろん、その後のデートもお互いに楽しい気分になれずに、一年に一度しかない大事な


誕生日は最悪な一日になってしまったのです。


         ―END―




この物語の中で、太郎君は


《一番大事な物を見失ってるよね?》


彼が、本当に望んでいた事は、彼女を喜ばす自分じゃなく


彼女が喜ぶ姿でしょ?



それこそが「ゆるぎないもの」




あなたも、自分の中の「ゆるぎないもの」を環境や邪心で惑わされてないかな?




「ゆるぎないもの」をもう一度、見つめてみよう!