フルオーダーのTiフレーム、先日からメーカーに注文入れていたのですが、遂に到着しました。

なかなかお目に掛かれないフレームだと思いますので、ご紹介しちゃいます。

 

SEVEN

Sola S Frame

税抜 ¥515,000 (アップチャージオプション含む)

 

 

現行のトレンドを汲んだ仕様で今回はオーダー、Rrエンドは12x148mm仕様。

ヘッドチューブはテーパードコラムが使えるように、上下44mm径をチョイス。(ヘッドセットはフレームセットに含まれません。)

 

 

今回、有料オプションとなっていますがドロッパーポスト(Intタイプ)を取り付けられるようにシートチューブを加工してもらいました。

Frシングル仕様をご希望だったのでFメカマウント及び、アウター受けはオミットされています。

 

ブレーキホースと、シフトアウター、フレームのどこを通すのか? トップチューブ?ダウンチューブ?パイプの下側?サイド部分?

『こうして欲しい』 と言う希望を伝えるとクランプの細かな位置は、SEVEN さんで考えて施工してくれます。

今回 『Rrブレーキホース、Rrシフトアウター、ドロッパーポスト用のアウター3本をダウンチューブ下側に固定したい。』

という希望をイラストを使って伝えたのですが、写真の様に仕上がってきました。

ホース・アウターの種類ごとにクランプ位置がずらされていますが、どれも絶妙な位置に設定されています。

ドロッパーのリモート取り出し穴から一つ目のクランプまでの距離・位置、

ダウンチューブからBBシェルをかわしてチェーンステー側で固定するクランプの位置、

どれもがパイプのRに沿ってしっくりホース・アウターがなじむよう計算されています。流石としか言えません。

 

 

タイヤは29x2.4幅のタイヤが収められる様、リクエスト。 パイプの曲げ加工、各部の溶接等、仕上がりも非常に美しいです。

12x148mmエンドの仕様をお願いするとRrブレーキは、ロードタイプのフラットマウントとなります。

MTB用のポストマウントタイプブレーキキャリパーを使用する際は、別売りのブレーキアダプターが必要になります。

(Rrスルーアクスルは、付属してきました。)

エンド、シートチューブの精度も高く、Rrハブ、シートポストもスーーーッと収まるべきところにピタリと収まります。

 

フルオーダーの自転車フレーム、注文するまでにはいくつかのプロセスが必要です。

お客様の身長、足、腕等各部の長さを採寸。これから作るフレームをどういった自転車にしたいのか?

(用途並びに、操縦性等のキャラクター付け)

今、メインで使用している自転車の仕様、ジオメトリーの確認。その自転車の気に入ってるポイント、不満に思うポイントの確認。

様々な問診を経てオーダーシートを作成。オーダーシートを確認したSEVEN社から、数週間後ジオメトリー表が送られてきます。

フレームをペイントするのか、ロゴデカールは何色にするのか、ボトルケージは幾つ必要なのか等々、

細かなポイントを確認したのち、書類にお客様のサインをいただいて、いよいよ製作開始。

塗装無しの今回の注文は、そこからおよそ3週間でお店に到着しました。

 

はじめての自転車に 『SEVEN』 を選ぶ方もそういらっしゃらないとは思いますが、自転車を何台か乗り継いだ結果、

『ここがこんなだったら良いのに』とか、『不満なポイントを解消したい』とか、『俺の考える理想的な自転車を作りたい!』といった

お客様に是非ともオススメしたいです。

(元てんちょ)