とうとう夫と不倫相手の方との間に子どもができて
そして生まれた
不倫相手と書くと私自身もしっくり来なくなるほど
2人は当たり前のように一緒にいて
すっかり家族ごっこが板についている
こっちが現実だ
そのことに関しては感情の波も立たず
私も最近では普通の環境として受け入れている
ただ夫が「パートナー」と横文字で伝えてくることには
なんからしくなくて若干うえっと思うけど
まぁそれもいい
実際そうであるし
もうそこにほぼ感情はない
ただ赤ちゃんができました
生まれました
息子へ、はい、あなたの妹です
となっていることには激しくざわつく
息子にとっても
やはり複雑極まりない心境のようだ
生まれたその日
息子のLINEに連絡があったそうだ
「妹だよ」と
妹、、
私はそれを聞いて
私も複雑な心境をなかなか言語化できなかった
心におりのように溜まったもやが
いつまでも晴れることなく蓄積していく
息子もきっと同じような感覚なのではないか、、
息子にきいてみた
「あってみたい?」と
11歳の少年は
やや目を伏せて
「うーん、まぁね、見てみたいっちゃ見てみたいけど、、」と
なんとなく歯切れの悪い返事だった
そりゃあ大喜びではないだろう
でもね
夫はさも喜ぶだろうといった気に
写真を送ってきていた
どんな気持ちでそれを眺めるのか
それを
どこまで想像しただろう
どれだけ考え抜いてその言葉を選んだのだろう
そして、
とうとうきた
「◯◯日に妹に会わせるから」と私宛にLINEが来る
私にも言ってきてるよ
完全にそう言いたいんだな
それが良かれと思ってのことなんだな
私はその前に
息子と時間を作ることにした
反抗期に片足をしっかり突っ込んだ息子が
お気に入りのパスタに少し頬がゆるんでいるタイミングで
「そういえば会うんだってね
楽しみだね」
それだけで伝わった
「でさ、それについてなんか思うことはある?
なんか複雑な気持ち、と前に言ってたけど
会うのはいいの?大丈夫そ?」
「うーん、まぁ会うことはいいかな
見てみたいし、、」
また奥歯に何か挟まっているような詰まり気味の会話、、
「そっか
でもなんか、複雑な気持ちもある?」
「うん、、
なんかさ、、
妹にって言われるのがちょっと、、」と
やはりそうだったか
同じ違和感をやはり感じていた
「そうだよね、ママも正直それは違うかなっておもったよ
じゃあ名前だったらどお?
◯◯ちゃんだよって」
「うん、それなら大丈夫」
「そか、このことママからパパに伝えてみようか?」
「うん、、お願い、、」
わぁ、、
ほんとにやな時のパターンだ
息子はパパの顔色をみる
パパが不服そうだったり
意に反する発言は慎みできるだけ寄り添うタイプだ
それなのに
言っておいてほしい、とは、、
私はきちんと伝えることにした
LINEの返信はない
でも
心から願う
どうかこの小さな息子の心を壊さないよう
どうかどうかささやかな配慮をしてくれと、、
あなたが好きに生きるのはいいけど
みんながもろ手をあげてその子の誕生を喜んでいるわけではないことに
どうか気づいて
傷ついてる人が
ここに2人は少なくともいることを
そして自らその傷をやさしく包み
時間が経つことでその傷が塞がっていくことを、ただ待ってる人がいることを
お願いだから
そこに塩を塗り込むようなことはしないで
そう願ってやまない