3ヶ月ほど前のエピソード。

その日は6時半まで仕事をして、それから急いで晩ご飯を作り、ご飯を食べ、後片付けなどをしていて、やっとソファーに座ったのが9時過ぎ。

 

そこで午後に着信して未読だったカナダの家族であるスコットからのテキストに返信をした。

 

返信遅れてゴメン。仕事のあと、ご飯の準備して、それから片付けしてやっと座ったとこ。」

 

と言ったら

「Y(私の旦那)が片付けはすべきだ。君が仕事、料理、片付けまで全てやる必要はない!無理はしちゃいかん。」

と怒られた。

 

確かに、その日はちょっと調子悪かったけど、それを押して無理していた感はある。

 

 

ただ私が仕事の量を減らして以降、旦那は

 

仕事から帰宅

ソファでごろり

晩ご飯を食べる

ソファでごろり

 

のパターンが習慣化していた。

 

その1ヶ月前ほどの悪阻が酷かった頃、キッチンに立って忙しくしていると、突然吐き気が襲って来たり、調子が悪くなった事があり、リビングでゴロゴロしている旦那が

大丈夫?

と聞くので、

すっごい気持ち悪いー。吐きそう。」

と言うと

「That’s too bad. (それは大変だね)」

と言われただけで、本人はソファから動こうともしない。

なので、さすがの私も、

 

はっ?

じゃぁ手伝おうって気にはならないの??

 

っとイラッとした事があったのは1度や2度ではない。

 

スコットに

君のことだからそのパターンを続けるだろうけど、いつかきっと爆発するぞ。

君は半分日本人で半分はウエスタン。

日本人の部分は伝統的な女性の仕事(家事全て)をしなきゃって思うだろうけど、ウエスタンの部分は夫婦関係は五分五分であることは承知のはずだ。

家事も一緒にやる、そしてお互い助けあわなきゃ子供なんて育てられないよ。

と言われ、ハッとした。

 

 

そうだよなー。。。

 

 

でも、私は旦那が酷い人だとはこれっぽちも思ってはいない。

 

 

と言うのも、私の旦那には若干アスペルガーが入っているのではという疑惑があるからだ。
*専門医に診断されたわけではなく、ネットのテストで疑惑ありという結果がでたため。

 

その場の空気を読む事もできなければ、気を使うという事が苦手な人なのだ。

 

なので、私が旦那にやってもらいたいことは、詳細付き(理由の部分ではなく、やって欲しいことを簡潔にかつ細々と)で伝えなきゃいけないのは十分に理解しているつもりだ。

 

 

そう言えばこないだ、私が
私のつわりって食べづわりなのもあるけど、なんだかひどい二日酔いみたいな感じ。
吐いてスッキリしたいけどできない、みたいな。
でも吐きたい感じ。頭痛もあるし、胃痛もある。

と言うと、

じゃぁ水分不足だね。ちゃんと水分補給しなきゃ。

って即答された。

 

ご存知の通り、二日酔いと悪阻って全くもって別物。
相手の発言をそのまま受け取ってしまうのも、アスペルガーの特徴である。

 

ただし、もの静かなうちの旦那は、思ったことをすぐ口にすることはなく、また空気が読めないから、または気が使えないからと言って、間違った発言をし、誰かに不快な思いをさせるということはほぼない。

 

 

ただ、自分の興味のあることが目の前にあると、どうしてもそっちに集中してしまって、周りのことはお構いなしなところがある上、普段は周りの人々への興味があまりなく(自分の興味のある分野の人との話は別)いつも自分の世界にいる人なので、正直、子供が産まれた後、旦那からサポートしてもらえるのだろうか??と不安になることも多々ある。

 

旦那曰く、
まだ父親になるという実感が湧かない。子供が生まれた瞬間に変われるはず。
だそうで、その時はそれで納得したのだけど、よくよく考えたら、もしかするとお互いが思い描くサポートの対象がズレてるんじゃないか?と疑問が湧いてきた。

 

例えば、私が思い描くサポートは、

  • 旦那に家事を手伝ってもらう(簡単な掃除機かけとか、食後の後片付けとか、なんなら洗濯とか)。
  • できる限りジャズの散歩をしてもらう。
    ←今は、朝から夕方は私で(昼間は3回から4回、トータルで1日1時間から1時間半の散歩)、夜は一緒にジャズを散歩(トイレのためだけなので、1回が5分ほどで2−3回)。
  • お使いに行ってもらう。(食料品の買い出しなど)
  • 私が家事をしている時は、子守(おしめを変えたり、お風呂に入れたり)をしてもらう。

と言った感じ。

 

でも、もしかすると旦那が思い描いているのは、

  • 子供が夜泣きし、私が爆睡していれば代わりに面倒を見る。
  • 病院での小児検診の日は、自分が運転してみんなを連れて行く。
  • 休みの日は子育てに貢献する。

と言う感じ。

 

これはこれで典型的な日本男児に比べればかなりいい方だとは思うが、サポートの対象は子供のみになる。

一方で、私が必要かなと思うサポートは子供・ワンコ・私を含めた家族諸々。

 

その疑問を直接ぶつけてみたら、やっぱり私の予想が的中。

旦那の思い描くサポートは、子育て中心だった。

なのでそのサポートは子供が生まれてからじゃないと始まらない。

 

でも私が必要なサポートは今から始められること。

  • もっとジャズのお世話に貢献して欲しい
  • 家事もできることを手伝って欲しい

 

カナダのスコットのうちは、スコットが料理をしてベニータがお掃除。
ベニータが忙しい時は、スコットが食後の後片付けなど全てするし、洗濯は面々(スコットは自分のものは自分で、ベニータは子供の衣類やシーツ類などその他全般)。

 

アメリカの友人宅は、ご飯は外食か宅配サービス。

夫婦共に料理は一切しない。
週に1回は家政婦さんが来てお掃除と洗濯。

わんこのお世話は大抵、交代で。

 

また今妊娠中の親友は、「女性は妊娠・出産を通していろんなこと事を犠牲にするんだから、男性もその分を犠牲にするべき!」との意見の持ち主。

夫婦ともに料理はめったにしないので、大抵旦那が嫁さんの食べたいものを買って帰る。

その上、高速で45分かかる職場まで、旦那に車で送り迎えさせている。

 

しかも彼女はドクターなので、仕事が5時から始まる時もあれば、夜10時に終わるはずだったのに、急患がでて、夜中の1時過ぎになったとか、結構はちゃめちゃな勤務時間なので、彼女の旦那はいつも寝不足状態。

 

その旦那自身も10時から6時までの仕事をしているのであるが、日によっては仕事を抜け出して彼女の送り迎えを続けている。

 

大抵終わる時間前に嫁さんの勤務先に着くようにしているそうで、急患の日は駐車場の車の中で嫁さんを待っっていたら、何度か警察から職務質問をされたそう。

 

趣味を持つことも禁止されているそうなので、
ここはちょっと特別かなぁ
とは思うが、まぁアメリカでは珍しくない話かもなとも思う。

 

 

そんなこんなで旦那と話し合いをした。

 

私はスコットとのテキストとのやりとり、私が旦那に求めるサポートをはっきりと明確に伝えた。

 

旦那さんもそれは理解してくれたようで、今から

  • 家にいる時はジャズの散歩は積極的すること
  • 食後の後片付け、お弁当箱を食洗機に入れる、キッチンの掃除すること
を約束してくれた。

 
結婚当初は、どちらもやってくれていたんだけど。
しかも、夜、食洗機を回し、朝きれいになった食器類を棚に戻す作業まで。
朝はベッドまでコーヒーを持ってきてくれたり、フルーツを持ってきてくれたり。
 
でも、私が仕事を減らした2019年初めから、家事は一切私になったし、特にコロナ禍中は上げ膳据え膳になって、自分の食べた食器すら流し台に持っていかなくていいとなってしまい、それが今の習慣となってしまった。
 
その習慣を手放し、またプログラミング化しなければならない。
もし本当にアスペルガー持ちだとすると、習慣化してしまえば苦でもなくるはず。
 
それにしても、習慣になるまでのそのプロセスが大変だ。
最初の方は、文句ばかり。
特にかまどさんを使ってご飯を炊いた日は、不機嫌になる。
←洗うパーツが、鍋、蓋、内蓋と3つもあるから。
3ヶ月たった今では鼻歌まじりにやってくれる。
ただ、ことあるごとに外食を推し気味なのは事実。
 
少しでも前進するのみ。。
お互いが助け合う夫婦環境を築いていきたい。