昨今の世の中の状況下、後悔ばかりが頭によぎりますが私事ながらやってよかったなぁと思う事が、2つあるんです。
1つ目は、2016年のゴールデンウィークにいつも仕事で忙しい東京の兄に無理にお願いして海外旅行を怖がる田舎の両親をカナダ・バンクーバーに連れてきてもらった事。
親戚からは「無理を言ってなぜ今?」って謎がられていたんですけど、私としては在加して11年目を迎えた娘の私の暮らしぶりをみて欲しいとの思いで、今じゃなきゃいつ?って感じだったのです。
両親並びに兄は自然豊かで治安のいいバンクーバーに感動し、私の仕事ぶりと経済的安定に感心し、バンクーバーの私の友達一人一人に会って「あなたは友達に恵まれたわねぇ〜」と安心し、最後に「またバンクーバー来たい」と言い残し日本に帰って行きました。
その時の様子→両親初の来加
2つ目はハワイ・オアフ島での結婚式の際、みんな(両親・兄・従兄弟夫妻の5人)をJALのビジネスクラスで飛ばした事。
バンクーバーにはエコノミーで来てもらってそれが結構後悔だったんです。その時はエコノミーでもゴールデンウィーク中の3人分で結構な金額だったんですが、高齢の両親にエコノミーはかわいそうな事したなぁと。
結婚式の時は5人分の飛行機代、ホテル代や滞在費(お土産以外の食費や観光全て)など全て私が負担したのでさすがに全員分の往復ビジネスクラスは痛く、帰りはエコノミーで帰ってもらいました
両親は兄と従兄弟夫妻とのちょっとした旅行を楽しんだ模様で、結婚式も旅行も全ていい思い出になったと言って日本に帰って行きました。
結婚式後母が「ビジネスクラスだったら今度は頑張ってカリフォルニア行ってもいいかも」なんて言い始めたのには笑いました。
今思うと2016年に両親に無理を言って来てもらったのは神様からの思し召しだったのではと思います。
なぜなら2016年の10月に旦那さんに出会い、翌年にはアメリカに引っ越して来たので、あの時が最後のチャンスだったのではと思うのです。
それに一度カナダに行った両親にとっては数年後のハワイ旅行の敷居はそこまで高くなかったと思います。カナダ旅行で北米恐怖が払拭されたはず。
本当なら両親の近くに住んで一緒に稲刈りをし手打ちお蕎麦を作って年越したりと家族の和を共用するのが一番の親孝行なのでしょうが、実家・地元を離れた私にとっては両親と一緒に過ごす限られた時間を特別なものにする事に全力を尽くすのみ。
このコロナウィルスが収束したら、3年帰っていない日本に帰って数週間ほど両親とのんびり過ごそうと心に決めています。