先日、ホテルで経営者の集まりがあった。

 

その中で、乾杯のあいさつをされた方がいた。

不況と言われる現代において、成長し続ける会社の代表取締役だ。

 

具体的な話を書いてしまうと、良くないので割愛するが、要するに

「言葉の力を大切に。ネガティブな発言はネガティブを招き、ポジティブな発言は推進力を生む」

という内容だった。

 

私は本当にその通りだと思ったし、実際のところ、私もそのような意識や経歴があったので、いつの時代も成功の基礎は変わらないのだろうと感じた。

 

しかし、みんながみんなそうは思っていないようだ。

酒が入ってきたころになるとこんな声が聞こえてきた。

「成功したから言えることなんだよな」

「成功条件なんて、言霊だけじゃないんだけどな」

「ああいう発言は生存者バイアスかかっているよな」

などなど。

 

どうも、乾杯のあいさつに難癖をつけているようだった。

 

成功者や上手くいっている人を見ると、その人の発言を否定したがったり、ミスを指摘しようとする人がいる。

 

しかし、想像してほしい。

例えば朝起きた時に

「今日は会議があって嫌だなぁ。ミスしたら怒られるのかな。誰も聞いてないんじゃないかな。俺よりも優れた案を出されたらどうしよう」

という人と、

「今日は会議があってアピールできるチャンスだな。ミスしても誰も気に留めないだろうし、だったら思い切って提案してみよう。自分より優れた案が出れば、それが採用されるんだし」

と、考える人で1日の見える景色は異なってくるだろう。

 

これは仕事以外にも入れることだ。

朝食に対する発言・天気に対する発言、これらに対しても無理やりポジティブな言葉を当ててみると、1日の言動は変わるものだ。

 

今回のように挨拶内容に難癖とつける人は、おそらくいろんなものに難癖をつける習慣が身についているのだろう。

 

そして、何にでも難癖をつける習慣を「素敵な人、一緒にいたい」と思う人はいないだろう。

 

つまり何が言いたいかというと、難癖をつける習慣がある人は誰からも愛されず、誰からも信用されないため、会社の業績は右肩下がりになる、という事だ。

 

 

この業界にいると、実力があるかどうか以前に人間として好かれるかどうかがとても重要なことだと感じる。

 

もちろん、人たらしで実力がなければ先は短いが、実力と節度と誠実さを持った人は必ず応援する人が集まってくる。

 

日々の言動が自分の首を締めあげていることに気が付かない人が会社の重役だったとしたら…その会社はかなり厳しい未来が待っているかもしれないな。