火葬待ちって都会だけの話しかと思ってたんですが

 

田舎の我が家も火葬待ちになるとは思ってなかった。

 

市の火葬場に併設されてる霊安室は一泊2,000円。

安価ではあるけど、葬儀屋さんが言うには

霊安室と言うよりただの冷蔵庫。

 

面会もできる事にはできるんだけど

葬儀屋さんを通して事前に連絡し

葬儀屋さんも一緒でないと会わせてもらえないらしい。

 

そこで会うのは経験上

本当にオススメしないとまで言う。

 

霊安室を完備してる葬儀屋でなかったため

選択肢はドライアイス一択。

 

一日9,000円×4日分=36,000円。

 

7月とは言え暑い日が続いたので

お通夜の前日の一泊だけ市の霊安室にお泊りしていただいた。

 

亡くなった日はお布団で寝た母も

次の日には納棺。

 

棺に入れる事によりちょっとした冷蔵庫っぱくはなるらしい。

 

納棺するまでは部屋を寒いくらいにエアコンかけといてと言われ

キンキンに冷えた部屋で母と一晩すごした。

 

納棺したらそれほど温度下げなくても大丈夫だけど

エアコンは一日つけっぱなしでと言われたので普段よりも

少し低い温度設定にした。

 

一日葬だったため、朝一番の8時半に出棺。

その時はまだ誰もいなくてロビーも貸し切り状態。

 

ただロビーの所に貼ってあった予定を見ると

20名以上もの予定がびっしりと…

 

え?今日火葬する人がこんなにいるの?と聞くと

そうなんですよ。

この後からロビーが人で溢れかえります。と…。

 

確かに火葬が終わって帰る頃には

ゾロゾロと人が増え駐車場もいっぱい。

棺も次から次へと運ばれていました。

 

でも、母と過ごせる時間が長かった分、

ちゃんとお別れができて良かったと思っている。

 

亡くなってすぐにお通夜で、火葬ってなっていたら

受け止めきれず悲しい気持ちを引きずっていたのかもって思ってる。

 

多分通常なら短時間で決めなきゃならない事も

日にちががあいてる分、ゆっくり考える時間もあった。

短時間であれもこれもってなってたら

疲労困憊してたかもー。

 

私は結果的に、

火葬待ちで良かったなって気持ちの方が大きいです。

 

火葬待ちよりも気になったのは

通夜の時、市の葬儀場が大ホールしか空いてないと言われた。

料金は変わらないから別にいいんだけど

でも実際葬儀場に行ったら小ホールは誰も使用してなかった。

 

そこで数か月前に大手の葬儀屋で互助会のセールスに来た

おばさんの話しを思い出した。

「自社の葬儀場を持っていない葬儀屋が市の葬儀場を

自分たちの葬儀場のように使い、それを売りにしている」

 

確かに以前に調べた時そうゆう葬儀屋がある事は知っていた。

でもその時はへーーーって感じで聞いてたけど、

 

誰も使ってない真っ暗な小ホールを見て

あの時のおばさんが言ってた事ってこうゆう事なのね。

って納得しちゃまいた。