今月初旬、浜離宮朝日ホールで開催された、石丸さんとつのだたかしさんのコンサート「リュートとつむぐ歌と詩の世界2」に行って参りました。
時間が経ってしまいましたが、素晴らしいコンサートだったので、感想を記しておこうと思います。
昨年の春、同じ浜離宮でコンサートが開催されて、とても感動したので、また是非行きたいと思っていたんです。

第1部は、まど・みちおさんの詩の世界で、第2部は、武満徹さんの歌や、つのださんのリュートのソロの演奏もありました。
今回のお席が、つのださん寄りのサイド席で、リュートを近くで拝見することができて、感激いたしました。

演奏の間に、石丸さんとつのださんのトークもありながら進行していったのですが、トークもほんわかとした雰囲気でした♪

前回のコンサートの際にも、リュートについてお話ししてくださった記憶があるのですが…。
リュートはルネサンス期に作られた楽器で、高貴な方が演奏する楽器だったそうです。
リュートもいろいろとあるようですが、つのださんが今回のコンサートで弾いていたリュートは12弦もあり、演奏も複雑そうでした。つのださんの演奏する手元をじっくりと観察してしまいました♪(笑)

お話しの中に、当時の絵にもリュートが描かれている作品がたくさんあるというお話しが出てきました。それなら私にもわかるわ~(笑)と、頭の中に、フェルメールやカラヴァッジォが描いた絵を思い浮かべながら、お話しをお聴きしました。

ちなみに、フェルメールが描いたリュートの絵はこちらです。
フェルメール 「窓辺でリュートを弾く女」
フェルメールが残した作品はとても少ないけれど、楽器を描いた作品が多いんですよね♪
リュート以外にも、ギターやシターン、ヴァージナルといった当時の楽器が描かれている作品が多くて、興味深いものがあります。

カラヴァッジョ「リュートを弾く若者」


フィオレンティーノ「リュートを弾く天使」
この絵も可愛くて好きです♪

ルーベンスもリュートを弾いている男性を描いていますし、高貴な方の演奏する楽器といえば、エリザベス1世がリュートを演奏している絵もありますね。面白いから、今度、時間がある時に、もっと調べてみようと思います。

そうそう、CDを出したい…というお話しが出ていました。是非、実現させていただきたいと思います。
先月、NHKのEテレで放送された『時代を楽譜に刻んだ男 山田耕筰』が放送された時、山田耕筰さんが作られた「赤とんぼ」といった童謡を歌われて、石丸さんの歌声ととても合っていて、大変感銘を受けたので、童謡特集みたいなCDも出してくださったら嬉しいです。(童謡ではないけれど、「南天の花」も胸にずしりと響くものがありました。)

石丸さんの心に響く歌声と、つのださんの弾く優しいリュートの音色で、とても癒されました。幸せな時間を過ごすことができました。