昨日、素敵すぎる朗報が舞い込んできました♪

今月末から六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される『ラファエル前派展』ですが・・・。
なんと、この展覧会で音声ガイドを務めるのが、石丸幹二さんなんだそうです。

ロンドン、ワシントン、モスクワと巡回してきて、いよいよ東京で開催されるということは知っていましたが、音声ガイドについては全く知らなかったので、嬉しい情報でした♪

もうすぐ試験も終わることだし、行きたい展覧会目白押し・・・国立西洋美術館で開催中の『モネ展』、ブロ友さんも行かれたという江戸東京博物館で開催中の『大浮世絵展』、2月にBunkamuraシアターコクーンに舞台を観劇しにいくので、目と鼻の先にあるBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている『シャヴァンヌ展』にも行きたいな~と思っていたところに、こんな素敵な朗報が♪

『ラファエル前派展』のポスターは、ロセッティの「プロセルピナ」ですね♪


そして、私の大好きなミレイの「オフィーリア」も展示されるそうです。
この絵はよく知られていますよね♪


「オフィーリア」は、2008年にBunkamuraザ・ミュージアムで開催された『ミレイ展』以来の来日じゃないでしょうか?

昨年、藝大美術館で開催された『夏目漱石の美術世界展』でも、ミレイの「オフィーリア」は、「草枕」の中で触れられている・・・ということで、この絵がパネルで紹介されていました。

大好きな作品なので、この絵に関しては、何度も書いてきていますが・・・。
この絵は、シェイクスピアの戯曲『ハムレット』のオフィーリアを題材にしていて、恋人であるハムレットに父親を殺されて正気を失い、川で溺死してしまったオフィーリアの死を劇的に描いた作品です。

音声ガイドを務める石丸さんは、四季にいらした時『ハムレット』に出演されていて、まさにハムレットだった方なので、この作品とご縁があるような・・・♪

モデルは、ミレイと一緒にラファエル前派を結成したロセッティの奥さんとなったエリザベス♪
エリザベスは、バスタブでポーズをとり続けて風邪をひいてしまったそう・・・。(苦笑)

少し不思議な話でもあるのですが・・・エリザベスはこの作品のモデルとなった後、ロセッティの奥さんとなり、結婚後わずか1年半後にアヘンチンキを過剰に服用して、自殺のようなかたちでこの世を去っています。32歳という若さだったそうです。
オフィーリアの最期を彷彿とさせるような亡くなり方ですよね・・・。

描かれている草花にも意味があって、ヤナギは“見捨てられた愛”、イラクサは“苦悩”、ヒナギクは“無垢”、パンジーは“愛の虚しさ”、首飾りのスミレは“誠実・純潔・夭折”、そして、手元に浮かぶケシの花は“死”を意味しているそう・・・。

ラファエル前派の作品の中でも一番有名な作品ですし・・・大好きな絵を鑑賞しながら、石丸さんの音声ガイドが聴けるなんて・・・幸せすぎます♪

どんな解説が聴けるのか?観る楽しみに加え、聴く楽しみも増えました♪

★『ラファエル前派展』公式サイト
http://prb2014.jp/
開催期間 2014年1月25日(土)~4月6日(日)※会期中無休
場   所 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F 展望台と同じフロアです♪)
開館時間 10:00~20:00 ※1月、2月の火曜日は17:00まで。