本日、再び日生劇場で上演されている『モンテ・クリスト伯』に行って参りました♪


石丸さんは、今日も絶好調で、素晴らしい歌声でした♪1曲、1曲・・・とても丁寧に歌われていました。大切に聴かせて頂きました。

石丸エドモンと花總メルセデスのデュエット「ただそばにいる」で、胸がきゅんと切ない気持ちになりました。
1幕最後の「地獄に堕ちろ」は、今日も迫力があって圧巻でした♪

そして、今日一番感動したのは、2幕で歌われた「あの日の私」でした♪(先週行った時にも思いましたが、最後の歌詞が変わっていて、「あの日の私」ではなく、「あの頃の私」になっていました。あの頃という歌詞の方が、長い年月が過ぎたことをより深く感じることができるような気がします。)
私は、“今こそ心縛る全てを解き放て~ 晴れ渡る~この心~”という歌詞がすごく好きです。
憎しみからは何も生まれない・・・ということに気が付いて、怒りや憎しみという復讐の気持ちから解放されるモンテの心の動きが表現されていて、とても好き♪
石丸さんの歌声が、ずっしりと胸に響いて感銘を受けました。

お相手の花總さんの歌声も、とても綺麗で素敵でした♪
ドレスの裾の捌き方やエレガントな姿勢に、うっとりとなりました。
今日のお席が、前列の下手サイドだったのですが・・・。花總さんが下手に立って演技されることが多いので、品のあるお美しい立ち姿を間近で見ることができました。

悪役3人のみなさんもパワーアップして存在感がありました。
男3人で歌うナンバー「罪を着せろ」で、三者三様の悪の個性が表現されています♪(男性三重唱って、なかなかないんじゃないか?と思うんですけど・・・。今年、『ノートルダム・ド・パリ』で男性三重唱で歌う「Belle」を聴いて、とても感動しましたけど・・・。ミュージカルの楽曲で男性三重唱って、他に思い浮かばないな~。)

金の亡者ダングラール・サカケンさんは、今日も美声でした。(本日の発見♪伯爵邸の晩餐会?のシーンで、サカケンさんが目の前に来た時に、全部の指にキラキラの指輪をしていることに気が付きました!さすが金の亡者ダングラール!(笑)また、その指をひらひらさせていて、思わず笑ってしまいました♪(笑))

自分に不利になることは全て隠してしまう・・・罪のない人まで巻き込んで保身に走る検事ヴィルフォール・禅さまは、気持ちを表情にあまり出さない演技をされています。罪を隠し通すような・・・完璧な姿を見せているような雰囲気を感じます。(1幕最初のヴィルフォール登場シーンで羽ペンを持っている姿を見て、エリザのフランツ禅さまが頭をよぎるのは私だけでしょうか?(笑))

欲望に執着するモンテゴ役の岡本さんは、酔っぱらったシーンで凄くニヒルな感じが表れています。

温かくてお茶目な司祭・ファリアの村井さんは、エドモンに監獄で色々なことを教えるんですけど・・・村井さんの台詞や歌詞に共感できるものがあって、とても素敵な存在感のファリア司祭です。

体育会系担当(笑)のジャコポ役の岸さんは、純粋で綺麗な心を持っていて、エドモンの良き友です♪
残念なのは、岸さんは、とても良いお声の方なので、ソロで曲を歌って欲しかったな~と思います。

そして、本日、女海賊ルイザ役を演じていたのは、彩吹さんでした。


前回は、濱田さんだったわけですが・・・。彩吹さんもカッコ良かった~。
お二人、それぞれに良さがあって、同じ台詞、同じ歌なのに、全然印象が違いました。
濱田さんの時は、モンテに好意をもっていることが凄く伝わってきて、最後、舞台の奥に去っていく後ろ姿に切なさを感じたんですけど・・・。彩吹さんが演じるルイザは、モンテに助けはもういらない!と言われても、前向きさや女性の強さのようなものを感じました。どちらも素敵なルイザ♪

・・・ということで、本日も良いお席で観劇できて、とても幸せでした♪(カテコで花總さんをエスコートする素敵な石丸さんをばっちりと見れて、とても幸せな気持ちになりました♪カテコでも、花總さんにちゃ~んと気遣いをされていて、最後の最後まで紳士的で素敵な石丸さんでした。)

今日も、観終わった後に、とっても優しく穏やかな気持ちになりました。
素敵なミュージカルを観劇できたことに心から感謝です♪

明日は休演日なので、出演者のみなさんがゆっくりとお休みできますように・・・。
特に、出ずっぱりな石丸さんがお身体や喉を少しでも休めることができることを祈っています。

進化し続けているモンテ♪次の観劇は、クリスマスイヴです。
なにやら、特別カーテンコールがあって、クリスマスソングを歌ってくださるようです。
次回のモンテも楽しみです♪