『ロックオペラモーツァルト』インディゴバージョンルージュバージョンを観劇しました♪

両バージョン観劇できたことに感謝♪Going my way ~どこまでも続く道~

舞台美術を手掛けたのが松井るみさんで、セットがとっても豪華でした♪(松井さんは、2005年のトニー賞で、『Pacific Overtures』のセットデザイン賞にノミネートされています。)


そして、衣装を手掛けたのは有村淳さんで、こちらも超豪華♪

ゴシック、ロココ、モードが混じり合って、不思議な雰囲気を醸し出していました。

モーツァルトの衣装だけ、ロックで、現代風だったのも印象的でした。


素晴らしいな~と思ったのは、中川晃教さんも山本耕史さんも、モーツァルトとサリエリの時と演技や歌い方が全く違っていたことです♪驚きました!


アッキーは、会場を包み込むような伸びやかな歌声♪

山本さんは、この公演にピッタリのロックテイストでハスキーな歌声♪

お二人とも素晴らしかったです。


山本さんが、公演前から“中川さんとの化学反応を楽しんでほしい!”と仰っていましたが、この2人の化学変化に圧倒させられました!


アッキーが出演した東宝版の『モーツァルト』の時の歌声や演技がめっちゃ素晴らしかったので、再びアッキーモーツァルトに会えることも楽しみにしていました♪

結果、さらにバージョンアップした素晴らしいモーツァルトに出逢えることができました♪


ウィーン版の『モーツァルト』との大きな違いは、楽曲が全く違っているということ!

リーヴァイの『モーツァルト』の曲も大好きなんですけど・・・。今回、凄く新鮮な気持ちで観劇できました。


これは、私の個人的な意見ですが、ウィーン版はストーリーを重視し、モーツァルトの葛藤を重く捉え・・・。

今回のフランス版は、楽曲を重視している・・・という印象を受けました!コンサート形式が、バージョンアップしたように感じました♪(モーツァルトの苦悩は、ウィーン版の方が深く描かれているように感じました。)

音楽も舞台の内容も、全く別の作品という感じでした。


フランス版は、ロックオペラとついているように、ロック色が強く、曲がとってもかっこいいんです!これは、フランス版のCDで予習していったので、わかっていたことですが、ヴァイオリンとロックの不思議な融合・・・そこに、北原瑠美さんの歌声♪とても感動しました。


2幕、モーツァルトが皇帝ヨーゼフ2世に気に入られ、宮廷で活動しはじめ・・・。

モーツァルトのオペラ『後宮からの逃走』の演奏が流れ・・・それを聴いたサリエリが衝撃を受け、北原さんの歌うアリアにかぶさるように、サリエリが歌い始める「Le Bien qui fait mal」(痛みこそ真実)に感動しました。


モーツァルトは光・・・。対するサリエリは影なんですよね・・・。

光のモーツァルトが輝きを増せば増すほど、影のサリエリは苦しむわけです。


いつもは感情を押し殺し冷静沈着なサリエリが、ここで感情を大爆発させて、「Le Bien qui fait mal」(痛みこそ真実)を歌うんです♪

モーツァルトの力に圧倒され、才能を認めざるを得ない苦悩や葛藤が表れる曲です。この曲、やっぱり大好きです!


アッキーがサリエリバージョンの時は、この時、顔の表情がメラメラと変化するのがわかってゾクゾクしました。

この時の山本モーツァルトが客席に背中を向けていたのですが、ふっと光を消すように、オーラが消えたのにも驚きました!あそこで、山本モーツァルトがオーラを発散しちゃったら、アッキーサリエリが台無しになるところだったけれど・・・山本さんの凄さを知った瞬間でもありました!

山本さんがサリエリバージョンの時は、目には見えないアッキーモーツァルトとの対立をこのシーンから感じました。


どちらのバージョンも良かったのですが・・・。

やっぱりアッキーには、モーツァルトが似合っていました♪はっきり書いちゃいます!(笑)

アッキーは、モーツァルトそのものなんですよね~♪

自由奔放にはしゃぎまくって、活き活きとしているアッキーモーツァルトをこんな素敵な形で再び観れるとは・・・。感激しました♪

それも、これも・・・アッキーがカテコで大好きだ~!と叫びながら抱きついていた(笑)、山本さんとの共演だったからでしょう!


アッキーのサリエリも良かったのですよ~。でも、アッキーサリエリバージョンの時、カテコになった途端、アッキーがはしゃぎまくっている姿を見て、あっ!モーツァルトだ♪と思ってしまいました。(笑)サリエリで押さえていた分、カテコで大はしゃぎするアッキー♪


微笑ましいカテコでした♪

カテコでも常にクールで、大人の雰囲気を醸し出している山本さんとは対照的だったアッキー♪(笑)

子供みたいに、イエ~イ!と叫んで、ピョン、ピョン飛び跳ねながら、大はしゃぎしまくりのアッキーに、こちらも笑顔になりました!

客席に向かって何か叫んでいたけれど、なんだかよくわかりませんでした!(笑)(いいや・・・アッキーが楽しそうだったから♪それだけで、こちらもハッピーな気持ちになりました♪もう、何でもよかよか・・・って感じでした。(大笑))


今回の『ロックオペラモーツァルト』を観て、作品のイメージと、俳優さんの持つイメージがピッタリと合うって大事なことだな~と実感!

観たい作品を、観たい俳優さんで観れるって、本当に幸せなことです。

また、アッキーモーツァルトに出会えますように・・・♪