『致知』(2012年11月号)に、大好きな作家・宮本輝さんの記事が掲載されていました。
その中の言葉が胸に響いたので、ここに紹介しておきます。
出会いというのは、偶然ではないと思うんですね。
これは動かしようのない一つの法則性があって、どんな人に出会うかは自分次第なんですよ。
そう思いません?
運の悪い人は知り合う人もやっぱり運が悪いんですよ。
やくざの下にはやくざが集まる。
性悪女は性悪男とくっつく。
これは不思議なものです。
仮に性格のいい人と付き合っても、次第に離れていきます。
それを分かりやすい言い方をすると、「命の器」だと僕は思うんです。
人と人は、その人の最も核となるもの、基底部を成している傾向性が共鳴し合う。
要するにどんな人に出会い、縁を結んでいくかは、その人の「命の器」次第ということです。
そして、その出会いの質を変えるには、自分が変わるしかないんです。
今月初旬に、日経新聞にも宮本さんのコラムが連載され、その記事も全て読みましたが、宮本さんの言葉は深いと思います。
出会いの質も、人生の進む方向も・・・全ては自分自身が選択して決めていくものだと思います。
何か思い通りにならない時・・・それは、周りの人間や環境のせいではなく、自分に責任があることもあります。
全てを受け止めて、自分が変わっていくしかないのだと思います。
この記事には続きがあって、他にも胸に響いた言葉があったので書こうかな・・・と思ったけれど、長くなりそうなので、続きはまた書こうと思います。