先日、Bunkamuraザ・ミュージアムで「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」展を鑑賞してきました。


『モナ・リザ』や『最後の晩餐』など、世界の宝と言われる名画を残したレオナルド・ダ・ヴィンチの“美の系譜”に焦点を当て、ダ・ヴィンチ、弟子との共作、レオナルド派と呼ばれる画家たちによって描かれた約80点もの作品が展示された展覧会でした。(出品作品の約9割が日本初公開という展覧会です。)


10数点しか現存しないといわれているダ・ヴィンチの作品のうち、『ほつれ髪の女』、『衣紋の習作』、『岩窟の聖母』が一堂に来日していました。また、様々な画家によって描かれた『モナリザ』も展示されていました。


☆印象に残った作品


『ほつれ髪の女』

Going my way ~どこまでも続く道~-ほつれ髪の女


上の画像ではわかりにくいのですが、本物は、髪の細かい部分まで描かれています。『モナリザ』と同じ頃に描いたとされる名画です。その美しさにうっとり・・・。


『岩窟の聖母』

Going my way ~どこまでも続く道~-岩窟の聖母


レオナルドとその弟子によるとされる『岩窟の聖母』。

ルーヴル美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリーにも所蔵されている『岩窟の聖母』。この作品は、なんと個人蔵なんだそうです。凄すぎます!もう2度とお目にかかる機会もないだろうと思い、ゆっくりと鑑賞してきました。

慈愛に満ちた聖母の表情に、私の心も癒されました。


チラシに載っていた『岩窟の聖母』と、チケットに載っていた『ほつれ髪の女』を見比べていて、面白いことに気がつきました!首の傾き、目を伏せた表情が似ていませんか?美しいし、色っぽい・・・。


Going my way ~どこまでも続く道~-ダヴィンチ♪チラシ&チケット!


『アイルワースのモナ・リザ』

Going my way ~どこまでも続く道~-アイルワースのモナ・リザ


ルーヴルに展示されている『モナリザ』が、とても有名ですが・・・。もうひとつの未完の『モナ・リザ』ではないか?といわれている作品です。ルーヴルにある『モナリザ』より、こちらの作品の女性の方が若く観えるんです。それは、説明書きにも書かれていましたが・・・。


他にも、様々な画家が描いた『モナリザ』が展示されていました。並べて展示されていて、その存在感に圧倒しました。(『モナリザ』は、どこに立っていても目が合うので、たくさんのモナリザに見つめられているようで、ドキドキしてしまいました。(笑))

微妙に表情や背景が違うのですが、ポーズはモナリザそのもの・・・。実は、こんなにたくさん描かれていたんだな~と驚きました!


アンブロワーズ・デュボアの「モナリザ」もありました。この作品は、16世紀末に、アンリ4世(ルイ13世の父)が、お抱え画家だった、アンブロワーズ・デュボアに制作させた作品(ルーヴル版「モナリザ」の世界最古の複製画)といわれています。


最後に、ジュゼッペ・ベナーリャの『レオナルドの肖像』が展示されていました。これ、凄く有名な絵ですよね?ダ・ヴィンチというと、この絵が紹介されますよね?


『レオナルドの肖像』

Going my way ~どこまでも続く道~-レオナルドの肖像


貴重な作品ばかりで、見応えのある展覧会でした♪


※「アイルワースのモナ・リザ」について紹介された番組の映像がありました♪(2005年3月26日に、日本テレビで放送された番組内容です。)


☆レオナルド・ダ・ヴィンチ「アイルワースのモナ・リザ」前編

http://www.youtube.com/watch?v=tLd93wZ5QBA&feature=relmfu


☆レオナルド・ダ・ヴィンチ「アイルワースのモナ・リザ」後編

http://www.youtube.com/watch?v=oqyzEwL1lQY&feature=relmfu