先週、10月29日から、出光美術館で『長谷川等伯と狩野派』の展覧会が開催されています。
先月、この展覧会について少し書きましたが・・・。
先週10月28日(金)の日経新聞(夕方)の一面に、この展覧会の記事が掲載されていました。広告という形で掲載されていましたが、日経新聞朝刊に「等伯」を連載中の小説家・阿部龍太郎氏の、等伯への思いとこの展覧会の見どころが語られていました。
等伯は、安土桃山時代から江戸初期にかけて活躍していた絵師で、狩野永徳と並んで桃山時代を代表する画人でした。ちょうど、大河ドラマ『江』と時代が重なっていました。
「なぜ今、絵師・等伯を主人公にしたのでしょうか?」という質問に、阿部さんが、「史上に有名な武将を描くより、絵画の面から眺めたほうが、その時代がもっと見えてくると考えたのです。等伯が生きた時代はまさに苦難の連続でした。上洛した1571年は、信長の比叡山焼き討ちの年に重なります。そこで、織田家の武将を殺傷したために追われる立場になる、という設定で、時代の激動に巻き込まれる等伯像を表現しました。等伯を書きたいと思った一番の理由は、能登の七尾から一念発起して上洛し、狩野派という巨大な権威に対抗した生き様に共感したからでしょうね。」と語られていました。(連載中の「等伯」、毎日、楽しみに読ませて頂いています。途中、読めなかった日もあるので、一冊の本になったら、再度、読んでみたい小説です。)
今回の展覧会で阿部さんが注目されている作品は・・・。
「竹虎図」だそうです。
本物からしか伝わらない、筆づかいや息づかいを感じることは、等伯の人間性そのものに触れるような喜びがあります・・・と書かれていました。
私も「竹虎図」を楽しみにしています。
昨年、東京国立博物館で開催された『長谷川等伯展』で、日本の水墨画の最高峰であり、等伯の最高傑作といわれている国宝「松林図」を観ることができたんですけど・・・。松が風に揺られているように見えて、音まで聞こえてきそうな・・・神がかり的な作品でした。黒と白の水墨画の世界で、ここまで描けることを知り、この作品で、等伯の素晴らしさを知ることが出来ました。
今回の展覧会も楽しみです♪(私も、もうすぐ鑑賞していきます。今週末、試験があるので、それが終わったら行きます♪ブログ書いてる場合じゃなかったわ!(笑)勉強、頑張らないと♪)

先月、この展覧会について少し書きましたが・・・。
先週10月28日(金)の日経新聞(夕方)の一面に、この展覧会の記事が掲載されていました。広告という形で掲載されていましたが、日経新聞朝刊に「等伯」を連載中の小説家・阿部龍太郎氏の、等伯への思いとこの展覧会の見どころが語られていました。
等伯は、安土桃山時代から江戸初期にかけて活躍していた絵師で、狩野永徳と並んで桃山時代を代表する画人でした。ちょうど、大河ドラマ『江』と時代が重なっていました。
「なぜ今、絵師・等伯を主人公にしたのでしょうか?」という質問に、阿部さんが、「史上に有名な武将を描くより、絵画の面から眺めたほうが、その時代がもっと見えてくると考えたのです。等伯が生きた時代はまさに苦難の連続でした。上洛した1571年は、信長の比叡山焼き討ちの年に重なります。そこで、織田家の武将を殺傷したために追われる立場になる、という設定で、時代の激動に巻き込まれる等伯像を表現しました。等伯を書きたいと思った一番の理由は、能登の七尾から一念発起して上洛し、狩野派という巨大な権威に対抗した生き様に共感したからでしょうね。」と語られていました。(連載中の「等伯」、毎日、楽しみに読ませて頂いています。途中、読めなかった日もあるので、一冊の本になったら、再度、読んでみたい小説です。)
今回の展覧会で阿部さんが注目されている作品は・・・。
「竹虎図」だそうです。
本物からしか伝わらない、筆づかいや息づかいを感じることは、等伯の人間性そのものに触れるような喜びがあります・・・と書かれていました。
私も「竹虎図」を楽しみにしています。
昨年、東京国立博物館で開催された『長谷川等伯展』で、日本の水墨画の最高峰であり、等伯の最高傑作といわれている国宝「松林図」を観ることができたんですけど・・・。松が風に揺られているように見えて、音まで聞こえてきそうな・・・神がかり的な作品でした。黒と白の水墨画の世界で、ここまで描けることを知り、この作品で、等伯の素晴らしさを知ることが出来ました。
今回の展覧会も楽しみです♪(私も、もうすぐ鑑賞していきます。今週末、試験があるので、それが終わったら行きます♪ブログ書いてる場合じゃなかったわ!(笑)勉強、頑張らないと♪)
