先日、葛飾区にある水元公園に行ってきたことを書きましたが、同じ葛飾区内にある『寅さん記念館』にも行ってきました。『寅さん記念館』の裏手にある公園の桜も満開でした♪
「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本 家族編」 がBSプレミアムで放送され始めたこともあって、山田監督の作品も、もっと観たいと思っていたので、ちょうど『寅さん記念館』に行くことができて、ラッキーでした♪
記念館の前には、「男はつらいよ」シリーズ全作品のパネルが展示されています。(タイトルとマドンナの名前、ロケ地や映画の内容まで書かれていました。)
正直に書いてしまいますが、私は「男はつらいよ」シリーズは数本しか観ていなくて、詳しくはありません。そんな私なのですが、今まで観た中で一番好きな作品は、第17作目の『寅次郎夕焼け小焼け』です♪(マドンナ役の太地喜和子さんも素敵なんですけど、私がもっと感動したのは、岡田嘉子さんの凛とした姿♪あるシーンで号泣・・・。ストーリーも好きな作品です。)
会館内には「くるまや」の撮影風景が再現されていました。実際の撮影に使用したセットを大船撮影所から移設したそうです。
「言葉は心」も、ちゃんと貼られていました。すごく好きな詩です。
寅さんの帽子とトランク♪
寅さんメモリアルコーナーでは、渥美清さんのインタビュー映像や脚本の読み合わせの様子、江戸川の土手で撮影しているロケの様子などが紹介されていました。
実際の映画のシーンも流れていました♪(第7作「奮闘篇」のシーンから)
越後広瀬駅のホームのシーン。ホームに立つ寅さんが、汽車に乗っている集団就職の学生たちに話しかけているシーンが映っていました。
東京に向かう集団就職の学生たちに、故郷が恋しくなったら、葛飾柴又の帝釈様のそばにある古くせえ団子屋があるから、そこへ訪ねていきな・・・涙もろい情け深いやつらばかりだから、故郷に帰ったみたいに親身になって迎えてくれるよ・・・というようなセリフの後に、もし妹が俺のことを聞いたら・・・。
「車寅次郎は、たとえこの身は遠い他国の空にいようとも、心は柴又の皆さんと一緒にいると伝えてくれ・・・」
という胸がキュンとなる寅さんのセリフ・・・。
遠ざかる汽車・・・その汽車をホームで見送りながら、ハッとする寅さん!
「あれ?俺もあの汽車に乗るんだった!」
ホームを走って汽車を追いかける寅さん!(笑)
他にも、豆知識が紹介されていました。寅さん愛用の雪駄は、実は千利休が考案したものだったという説明や、寅さんのファッションについての豆知識も!寅さんの格子柄のスーツの裏地には浮世絵が描かれているとか、腹巻とスーツが同じベージュで合わせてある・・・という寅さんのこだわりファッションが紹介されていました。(寅さんの雪駄の鼻緒は錦ヘビ本革で作られていることを知りました!ビックリ!実際、寅さんが愛用していた雪駄も置かれていたので、じっくりと見てきました♪スーツも格子柄ということにちゃんと意味がある事を知りました。)
寅さんのことをどれだけ知っているのか?というコーナーもありました。
私は、まだまだ寅さんについて知らないことだらけ!ということがハッキリとわかりました。(笑)
もっと「男はつらいよ」シリーズを観て、寅さんのことをよく知ってから、いつかまた再チャレンジしに行けたらいいな・・・と思います♪
『寅さん記念館』の裏手にある江戸川の土手からは、江戸川に浮かぶ矢切の渡しの船も見えていました。まさに、寅さんの世界♪すごく綺麗な景色・・・。江戸川の土手に立った時、故郷の風景を思い出してしまって、帰りたくなってしまいました。
今回は時間の関係で、帝釈天にも行けず、矢切の渡しも体験できなかったので、また来てみたい・・・と思いました。
そうそう、おまけ・・・。
↑は、『寅さん記念館』のご近所にある東京都水道局金町浄水場です。私もお世話になっています。最近、放射能漏れの問題で、全国的に有名になってしまったんですよね~。(><)金町浄水場は、敷地の周りを囲むように桜の木が植えられていました。満開の桜が、土手から綺麗に見えました♪
『寅さん記念館』、とってもお勧めです。今なら散り際の桜と併せて楽しめると思いますよ♪