今回の東北地方太平洋沖地震に関して、世界中から50を超える国と地域が日本支援を表明しているというニュースを目にしました。
海外の各国から救援隊や義援金・・・本当にありがたいことだと思います。
韓国の消防隊緊急救助チーム、シンガポールから援助隊・・・。
ヨーロッパからは、イギリスから被災者救援の専門家チーム、ドイツの救助部隊、スイスも阪神大震災で活動したレスキュー隊を派遣・・・。
マレーシアや、先月に大地震に見舞われたばかりのニュージーランドからも・・・。
中国国際救援隊15人も駆けつけてくれるそうです。(2008年の四川大地震で、日本の国際緊急援助隊が懸命な救援活動をしたことは中国側から高く評価されており、その恩返しというかたちのようです。)
台湾からも、2億8000万円の義援金。
私が一番驚いたのが、アフガニスタンからの義援金5万ドル(約400万円)。
アフガニスタン南部カンダハルのグラム・ハイダル・ハミディ市長は12日、声明を出し、東日本大震災の被災者に義援金5万ドル(約400万円)を送ると表明した。カンダハル州は反政府勢力タリバンとの激戦が続く地域だが、アフガン復興を支援してきた日本に対し「市民を代表して地震と津波の被災者を支援したい」と声明は述べている。(カブールAFP=時事より)
アメーバニュースでも、この記事を見かけましたが・・・。
アフガニスタンの生活水準は、国民の3分の2が、1日あたり2ドルという生活水準だとも言われていて、この義援金5万ドル(約400万円)が、アフガニスタンにとって、どれくらい大きな金額なのか・・・。国内で紛争も多発しているアフガンから・・・。ちょっと、この記事を目にして涙ぐんでしまいました。
これまでに日本がアフガニスタン復興を熱心に支援してきたことへの気持ちを恩返しとして、こんなかたちで返してくれることに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
日本からアフガンに支援金を贈ってきたこともあると思いますが、アフガンの現地で支援をされた多くの日本人がいらっしゃることとも大きく関係していると思います。
このブログに書いてきた方にも、アフガニスタンのカルザイ大統領から「ミスDDR」と賞賛されたNGO日本紛争予防センター事務局長・瀬谷ルミ子さん、アフガンを「緑豊かな国に」と農業用水路の工事に携わって、アフガニスタンで非政府組織(NGO)「ペシャワール会」スタッフとして働いていて拉致されて亡くなった伊藤和也さん・・・。他にもJICAのみなさんをはじめ、厳しい治安状況の中で懸命に援助された方々への感謝の気持ちがこのような形で表れたのだと思います。
私も今までユニセフや赤十字を通して、微力ながらアフガニスタンに募金をしてきましたが・・・。逆に助けてもらう立場になるとは・・・全く思っていませんでした。
国と国との繋がりというより、人と人との温かい繋がりのように感じます。
本当に、大切に活用になければならない義援金だと思います。(アフガンに限らず、今回支援してくださっている国への感謝の気持ちは大切に持ち続けなければ・・・と思います。いつかこの感謝の気持ちをお返しできたら・・・と思います。)
最後に・・・。
海外でも、連日、地震の報道がされている中・・・。
CNNやBBCで、日本人の冷静さが賞賛されているそうです。
「有史以来最悪の地震が、世界で一番準備され訓練された国を襲った。犠牲は出たが他の国ではこんな正しい行動はとれないだろう。日本人は文化的に感情を抑制する力に優れている。」
寒い中・・・水も不足し、一食におにぎり一つしか食べられないような状態でありながら、辛抱強く救助を待っていらっしゃる被災地の皆さんを世界が認めています。
そして、救助活動にあたっている皆さん、本当に頭が下がる思いです。原子力発電所で、甚大な被害を食い止める為に命懸けで働いてくださっている方達、同じように命懸けで救助活動を行ってくださっている自衛隊のみなさん、そして、海外からの救援隊のみなさん・・・本当に感謝の気持ちでいっぱいです。救助活動している方達の無事も祈っています。
募金と節電することくらいしか出来ない自分が、とてもなさけないのですが・・・。
同じ日本人であることを誇りに思い、私も冷静に行動していきたいと思っています。