『THE NIKKEI MAGAZINE』11月号に、脚本家・北川悦吏子さんの記事が掲載されていました。


ご存知の方も多いと思いますが、北川さんが脚本を書かれたドラマは、「ロングバケーション」、「ビューティフルライフ」、「空から降る一億の星」、「オレンジデイズ」、「たったひとつの恋」、「素直になれなくて」・・・。恋愛ドラマの神様とまで言われている北川さん♪


北川さんは現在、かぼちゃ病という難病を患っていて、病気と闘っています。「えっ?かぼちゃ病?」という方!北川さんが、かわいい娘さんのことを思ってつけた病名・・・これ以上は、私のブログには書けませんので、詳しくは、こちら (北川悦吏子さんのオフィシャルブログ「かぼちゃプロジェクト」)の記事でどうぞ。


このかぼちゃ病と闘いながら、10年もの間、入退院を繰り返していたことは、あまり知られていないという記事から始まり・・・。今年10月、北川さんが、初めて病気に関する取材に応じて、ブログにも綴られていない思いを語ったという記事でした。


平均視聴率32.3%、瞬間視聴率41.3%という驚異的な数字を記録した「ビューティフルライフ」(常盤貴子さんが難病に侵されて車イスでの生活を強いられる図書館司書に扮し、木村拓哉さん扮する美容師にかなわぬ恋と知りながら、切ない恋心を抱く・・・恋愛ドラマ。)


実は、このドラマが放映される前年に、北川さんは、難病に侵されていることを知ったのだそうです。障害者認定も下りるくらいの病・・・。病床で書き上げたドラマのプロット(構想)。痛みと闘いながら、最終回まで持つのかな?という思いで書き上げたのだそうです。


「オレンジデイズ」(耳の聞こえない大学生(柴咲コウさん)を中心としたドラマ。柴咲さんの相手役は、妻夫木聡さんでした。)このドラマの時も、制作発表後に入院されていたそうです。


不意に襲う激しい痛み・・・病気と向き合いながら、この10年、脚本を書き続けてきたそうです。


そして、こんな文章と北川さんの言葉が載っていました。

北川ドラマに障害者や難病の主人公が多く登場するのは偶然ではない。

「私、病気や障害を持つ人の気持ちが分かるので、何とか元気づけたいなと思うんですね。健康になれない人って実はたくさんいるわけで。それでも希望が持てるようなものをすごく書きたい。夫が『おごっている』と言うんですけど、私はそう思ってやってきたし、これからもやっていきたい。」


記事とともに載せられていたお写真は、素敵な笑顔の写真で、とてもかぼちゃ病になんか侵されているようには見えませんでしたが・・・。壮絶な闘いを繰り返しながら、脚本を生み出してきたことを知りました。


お体を大切に・・・。無理をして欲しくはないと思いますが・・・。これから、北川さんがどんな脚本を書かれるのか?記事を読みながら、楽しみになりました♪