先日、東京都現代美術館で開催されている『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』を観に行ってきました。
映画美術監督・種田陽平さんが、東京都現代美術館の1200m²を超える展示室に、ジブリの最新作『借りぐらしのアリエッティ』の巨大なセットを創られたということで楽しみな展覧会でした♪
種田さんが映画美術を手掛けた作品は、すごく印象が強くて、私の脳裏に焼きついている映画シーンが多いんです。
11日から公開されたばかりの話題の映画「悪人」の美術を手掛けているのも種田さんなんですよね・・・。
残念ながら、展示室内での写真撮影は禁止されていましたので・・・。会場内の様子を知りたい方は、公式サイトのこちら でどうぞ!
今回は、展覧会というより、アリエッティのお家にお邪魔してきた感じ♪楽しかった~♪童心に戻りました!
植物、昆虫、人間の使っている道具(歯ブラシ、ボンドなど)・・・全てが大きくって、自分の体が小さくなったような感じでした!アリエッティになったような感じでした♪
部屋の中もトンネルのようになっていたり、仕掛けがいっぱいでした♪
上を見上げれば、レンガやブロックが落ちてきそうになっていたり・・・。そのレンガの汚れ具合もリアルでした!
途中で、巨大な“ゴキ☆リ”が突然現れたり!(笑)(リアルに動くゴキ☆リでした。キャ~!ビックリ!)お化けやしきとは違うけどドキドキ感も味わえました。(笑)
アリエッティの部屋は、小さなのぞき窓?から、こっそりと覗き見するような感じになっていました。
人がいっぱいなので列をつくって・・・のぞき窓から、そっと中を覘くんですよ・・・。列を待っている間も、何?中にどんな世界が広がっているんだろう?とワクワクしっぱなしでした♪
遊園地みたいでした。ディズニーランドにあるミッキーやミニーの部屋にお邪魔するような感じなんですけど・・・。
ちょっと違うのは・・・。見てはいけない世界を、こっそりと見る!って感じなんです。そのドキドキ感が堪らない!(笑)
楽しかった~♪もう一度、行きたい展覧会です!
今回、この素晴らしいセットを手掛けたのが・・・。
『スワロウテイル』、『不夜城』、『キル・ビル Vol.1』、『THE 有頂天ホテル』、『フラガール』等、数々の作品で映画美術を務めていらっしゃる種田陽平さんです。
種田さんの手掛けた作品は、すごくインパクトがあって、強烈に印象に残っています。
私が一番驚いたのは・・・『不夜城』の新宿歌舞伎町の町並みがセットだと知った時・・・。『スワロウテイル』の架空都市円都も、すごいですよね・・・。
『キル・ビル』のセットもどこの旅館?ホテル?って感じでしたけど・・・。全て種田さんが手掛けたものなんですよね・・・。ヒロイン、ユマ・サーマンの黄色の衣装がとっても印象的でしたけど・・・。セットがそれに負けていませんでした。
今回の展覧会で『冷静と情熱のあいだ』や『いま、会いにゆきます』も、種田さんが美術をされていたことを知りました。私の好きな作品がいっぱい・・・。
それぞれの作品がもつ世界観にふさわしいセットの数々が、写真やイメージ画として展示されていました。
種田陽平さんが、改めてすごい方だということを知りました。
今回、音声ガイドを借りたんですけど・・・。
ナレーションは神木隆之介さんで、その他、種田陽平さんご本人が自らの映画人生を語っていたり、スタジオジブリの鈴木プロデューサーや映画「借りぐらしのアリエッティ」の米林監督、美術監督を務めた武重洋二さんと吉田昇さんの制作秘話を聴くこともできました♪
『わたしが子どもだったころ セレクション 映画美術監督・種田陽平』(再放送)が放送されるそうです。
NHK BShi 2010年9月18日(土)08:00~08:45
NHK BShi 2010年9月22日(水)14:00~14:45(再放送)
『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』は、10月3日(日)までです♪
