昨夜、BShiでブロードウェイミュージカル『ジキル&ハイド』が放送されました♪(アメリカでDVDが発売されていたのは知っていましたが、まさかBSで字幕付きで放送してくれるとは思ってもいませんでした。感謝♪)

ジキルとハイドの簡単なあらすじ。

ヘンリー・ジキル博士は、精神を病んだ父親を救うために、人間のもつ“善”と“悪”というふたつの人格を分離する薬の研究をしていました。その人体実験の許可を得るため、セント・ジュード病院の最高理事会に臨みますが、上流階級が集う理事会でジキルの考えは却下されてしまいます。
そこで、自分を実験台として、開発した薬を服用するジキル博士・・・。
そして、ジキルの心と身体は、善(ヘンリー・ジキル)と悪(エドワード・ハイド)に変わってしまいます。
ハイドの力が強くなり、ハイドは夜毎、殺人事件を起こすようになります。
ジキルとエマの結婚式の日に現れたハイド・・・。
一瞬、ジキルに戻った際、ジキルは親友アターソンに、自分を殺してくれ!と頼み、アターソンの持つ剣を自ら胸に刺して、命を絶ちました・・・。

ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイドを、デビッド・ハッセルホフ、ルーシー・ハリスをコリーン・セクストン、エマ・カレーをアンドリア・リヴェットが演じていました。

東宝系の日本版も観たことがあるのですが、セットや演出が違うので、また新たな作品として楽しめました。(ブロードウェイ版と日本版を見比べるのって面白いですね。)一番の違いは、最後のジキルが亡くなるシーン・・・。日本版は、ジキルの親友アターソンが拳銃でジキルを撃つのですが、ブロードウェイ版は剣で胸を刺して亡くなるんですね・・・。私は、ブロードウェイ版の演出の方が好きです。日本版を観た時、私だったら親友を拳銃では撃てない・・・と思ったんですよ!ブロードウェイ版は、アターソンが“私には出来ない・・・”とためらった時に、自ら命を絶つような演出になっていました。

ジキル役のデビッド・ハッセルホフは、善のジキルと悪のハイドとでは、全く別人でした。別のキャスト?と思ってしまうほどでした。『This is the Moment』を歌いあげるシーンも迫力があって素晴らしかったです。

そして、そして・・・。ジキル役のデビッド・ハッセルホフの演技が素晴らしかったのはもちろんなのですが、私が感動したのは、ルーシー役のコリーン・セクストン♪素敵過ぎる・・・。歌声も演技も素晴らしくて驚きました。『In His Eyes』で号泣しました。(↓は、コリーン・セクストン&アンドリア・リヴェットが歌う『In His Eyes』です♪)



『In His Eyes』は、ジキルに思いを寄せる2人の女性(ルーシーとエマ)が、それぞれがジキルを思う気持ちを歌い上げる曲なんですけど・・・。立場の違う2人が、別々の気持ちを歌いあげている曲なのに・・・。ジキルを思う2人の気持ちに共通する部分があるんですよね・・・。素晴らしかった♪
ストーリーを知ってしまっていたので、特にルーシー役のコリーン・セクストンの演技や歌声に感動しました。すごく切なく感じました・・・。

最後に、カーテンコールのシーンも入っていて、ジキル役のデビッド・ハッセルホフの挨拶付きでした。感動しました♪

想像していた以上に素晴らしい作品でした。もちろん録画もしていたので、途中からワールドカップを観る予定だったのですが・・・。もうすっかり忘れてしまい・・・。(笑)自分でもびっくり!日本戦だったのに・・・。さすがに途中、気がつきましたが、どっぷりジキルの世界に浸っていたので、そのままミュージカルを観続けて、ワールドカップは、ロスタイムも合わせて5分くらいしか観ていません。それだけ、このミュージカルが素晴らしかった・・・ということです。

連日で放送される『魅せます!ブロードウェイ・ミュージカル』は、全て録画しようと思っています。次、楽しみなのは、『キス・ミー・ケイト』です。楽しみです♪