先日、『CHICAGO』を観劇してきました。クールでかっこよくてセクシー・・・な『CHICAGO』の世界を満喫してきました♪(※以下、ストーリーや内容に触れています。


『CHICAGO』は、舞台劇をボブ・フォッシーがミュージカルとして蘇らせた作品・・・。

「ミュージカル・ボードヴィル」といわれているように、司会者と生バンドの演奏がドラマを要所要所で転換させていくショー的要素の強い舞台です。


ストーリーは・・・。

1920年後期のジャズ全盛時代、イリノイ州シカゴ。
Going my way ~どこまでも続く道~-CHICAGO

ロキシー・ハート(米倉涼子さん)は自分を捨てようとした愛人を殺害し、女性の犯罪者を収容するシカゴの刑務所へ収容されてしまいます。そこには、すでに大勢の罪人がいましたが、ひときわ目立っていたのが、ヴェルマ・ケリー(アムラ=フェイ・ライトさん)!彼女は女性看守ママ・モートンを賄賂で抱き込み、自由奔放な監獄暮らしをしていました。


ロキシーの夫エイモスは、そんな妻をかばって、あっさりばれるような嘘をついてしまうほどのお人よし・・・。ロキシーはエイモスに頼み込み、金の亡者でマスコミ操縦に秀でた悪徳敏腕弁護士ビリー・フリン(河村隆一さん)を雇います。そして、ビリーは、ロキシーを正当防衛の悲劇のヒロインに仕立て、世間の同情をひくことに見事成功!ロキシーはスターに登りつめます♪


新たなスキャンダルを追いかけるメディアの注目を取り戻そうと、ヴェルマはロキシーに一緒に舞台に立たないか?ともちかけますが、ロキシーは自らの妊娠をでっちあげ再び話題を独占し、調子に乗ってビリーも解雇してしまいます。

囚人仲間に絞殺刑が下り、あわててビリーを呼び戻してきたロキシーは、お腹の子供を盾に、正当防衛を勝ち取ります。

しかし、劇的な裁判結果が誌面に踊ることもなく、メディアは新たなスキャンダルを追いかけていました。

巻き返しをはかって張り合っていたロキシーとヴェルマですが・・・。無罪を勝ち取り出獄した2人は、最後には、コンビを組んで、ボードヴィルのスターとして出世街道を歩んでいく・・・というストーリーです♪

CAST

ロキシー・ハート役 米倉涼子さん

ヴェルマ・ケリー役 アムラ=フェイ・ライトさん

ビリー・フリン役 河村 隆一さん

フレッド・ケイスリー役 大澄賢也さん

ママ・モートン役 田中利花さん

エイモス・ハート役 金澤 博さん
メアリー・サンシャイン役 H.Masuyamaさん


素晴らしいダンスを観せてくれたアンサンブルのみなさん♪

青山航士さん、中尾和彦さん、坂本まさるさん、大谷健さん、羽山隆次さん、神谷直樹さん、坂元宏旬さん、仙名立宗さん、原田薫さん、白木原しのぶさん、杵鞭麻衣さん、森実友紀さん、宮菜穂子さん、伯鞘麗名さん、鴨志田加奈さん


今回、ブロードウェイ版『CHICAGO』のキャストでもあるアムラ=フェイ・ライトさんが出演されるということで楽しみにしていました。セリフはどんな風になっているのか?英語なの?とか思っていましたが・・・。アムラ=フェイ・ライトさんが演じたケリーのセリフのほとんどが日本語!歌は、英語が多かったけれど、日本語歌詞でも歌われていた曲もあって驚きました!踊りはもちろんセクシー♪だし・・・。さすがという感じで、存在感がありました。とっても素敵でした♪


Going my way ~どこまでも続く道~-CHICAGO

『CHICAGO』は、シンプルなセット!衣装は、シックでセクシーな黒の衣装・・・。セットも黒・・・。シンプルな照明効果に、漆黒の椅子を使った場面転換・・・。今月号の月ミュの米倉さんのインタビュー記事に、「衣装やセットがとてもシンプルで、装飾となるのは踊りとか、肉体美、色気。そういう生々しさが美しいと思います」という言葉がありましたが・・・。まさに、その言葉通り・・・。踊りの素晴らしいで、色んなことが表現されていました♪


また、アンサンブルのみなさんのダンスが素晴らしかったんですよ♪

特に、今回、青山航士さんが出演されていたので、私は青山さんのダンスに注目して観劇してきました。

青山さんは、ジャンプの高さとかターンする時とか、本当に素晴らしいダンサーさんです!

煙草を吸いながら3人のダンサーさんが踊るシーンがあるんですけど・・・。そのシーンで青山さんが踊られているのを観ることができました。かっこよかった~♪


Going my way ~どこまでも続く道~-CHICAGO

青山さんは踊りだけでなく、2部の裁判シーンでは、陪審員として登場・・・。舞台の上手にいくつも陪審員用の黒椅子が置かれているシーンで、青山さんが一人で椅子を移動しながら、何役もの陪審員に変身していました♪(服から小道具を出して、サングラスをかけたり・・・おばちゃん?(笑)に変身・・・パイプを持った男性・・・酔っ払いおやじ(笑)にも変身されていました。)

私のこの日の席は、10列目くらいの上手サイド席だったんです!またサイド席だわ・・・(><)とがっかりしていましたが、この上手のサイド席に感謝♪ばっちり演技も観ることができました。


『CHICAGO』は、千秋楽までもう少しですね・・・。出演者全員、怪我なく無事に千秋楽を迎えられることを祈っています。