今日、打ち上げ予定だった金星探査機『あかつき』ですが・・・。悪天候のため、打ち上げが延期となってしまいました。
次の打ち上げは、21日以降の見込みだそうです!
先週末、JAXAiに行って来たばかりで、とても楽しみにしていたのに残念です。
先週、JAXAiのあかつきのコーナーで、金星やあかつきについて、ちょっと勉強してきたんですよ♪(笑)
金星は「地球の兄弟星」!その理由は、金星の大きさや太陽からの距離が地球に近い惑星と考えられているからなのだそうです。
でも、実際には、金星は高温の二酸化炭素に包まれて、硫酸の雲が浮かぶ、地球とは全く異なる環境にあるそうです。
そして、地表面温度は、460℃にも達するそうなんです!
今、地球で温暖化が問題となっていますが・・・。
温暖化の大きな要因は、温室効果ガスの放出といわれています。温室効果ガスの中でも、特に二酸化炭素の影響が大きいことはよく知られていますが・・・。これは、温室効果気体である二酸化炭素が増えると、大気に多くの熱が保持されるため・・・。
地球では、二酸化炭素は微量にしか含まれていませんが、金星の大気の主成分は二酸化炭素で、96.5%も占めているそうです。だから、金星は、地球とは比べものにならないほど効果的に温室効果が働いているそうなんです。
金星は、二酸化炭素による温暖化の極限の姿を示している状態なんだそうですよ!
地球も、今のところ二酸化炭素は微量に含まれているだけですけど、二酸化酸素も含め、温室効果ガスがこのまま放出され続けて温暖化が進むと、恐ろしい状態になってしまう・・・ということですよね・・・。
また金星の表面には、毎秒100mにも達する「スーパーローテーション」と呼ばれる暴風が吹き荒れているそうです!
そんな過酷な場所へ、あかつきは飛び立ち、数々のミッションが与えられているそうです。
今回、あかつきと共に、小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」も同時に打ち上げられるわけですが・・・。
すごく面白いなと思っているのが、国内の大学が開発した小型衛星も、このあかつきや「IKAROS」と共に打ち上げられることなんです!
大学衛星(コンソーシアムの衛星)「UNITEC-1」のことです。
大学衛星としては世界で初めて、深宇宙に飛び立つそうですよ!
大学衛星「UNITEC-1」の面白いところは、6大学のオンボードコンピュータを搭載していて、どこの大学が最後まで正常に動作し続けるかを競うんですよ!(6大学というのは、選抜試験を勝ち残って搭載が決まった、東京理科大学、北海道工業大学、高知工科大学、東北大学、電気通信大学、慶應義塾大学のことです。)
ロボコンとは全く違いますが、各大学が競い合うって感じで面白そうです♪
その他にも、衛星本体の開発には、多数の大学・高専が関わっているそうなんです。
強い放射線など、厳しい状況に最後まで生き残れるのか?どこの大学が勝つのか?とっても楽しみです♪
とにかく、打ち上げが成功してくれないと・・・ですね!
次の打ち上げを楽しみにしています♪