昨日の「スポーツ大陸」は、“イチロー大記録への闘い”でした。

前人未到の記録を次々打ち立ててきたイチロー選手が、今シーズン、また新たな大記録を達成しました。

108年ぶりの大リーグ新記録“9年連続200安打”!


徹底的に体を鍛えぬき、理想とする技を追い求め、想像を絶する重圧と戦い続けたイチロー選手の姿を追い、インタビューシーンも含めた番組でした。


昨日の番組で、イチロー選手は、はっきりと、「重圧には弱いと思います。」と言い、あまりの緊張で、「血の気が引いていく。脈が速くなる。しまいには吐き気をもよおす。」と言っていました。以前、『プロフェッショナル』のスペシャルでも同じ事を話していて、そこまで重圧を感じていた事を知り、とても驚きました。


今日の新聞にも、イチロー選手が、昨日の記録達成後のインタビューで、「解放された。人との戦いに終わりを迎えた」と語ったという記事が書かれていました。記録との戦い、自分との戦い、そして、重圧との戦いだったのですよね。


毎年、シーズン200安打を達成してきたイチロー選手。この重圧だけでも大変だったそうですが・・・。


特に、重圧を感じたのが、今年の3月24日、WBCの決勝戦、日本vs.韓国の試合の時だったそうです。

最大の見せ場で、ライト前に2点タイムリーヒット!不振の続いたイチロー選手が、最後の最後で・・・。素晴らしいプレーを見せてくれました。

「さすが、イチロー!やっぱり、イチローだわ!」

イチロー選手の重圧なんて、全く知らなかった私は、このニュースで大はしゃぎだったけど・・・。


あの時のイチロー選手は、過去にも、これから未来にもたぶん無いだろうというくらいの重圧を感じていたそうです。

今、ここで大きなものを失うかもしれない。逆に、大きなものを得るかもしれない。

日の丸をつけて戦っている。僕だけの想いではない。全国民の想いを背負っている。

あまりの重圧から、頭の中で、実況中継していたそうですよ。「今、イチロー選手、バッターボックスに立ちました・・・」とか、頭の中で実況していたそうです。

不振が続いて、その上、勝負のゆくえがかかったこの試合・・・。そこまでの重圧があって、胃潰瘍になってしまったんですね・・・。

でも、この試合から、ゆるぎない自信を掴み取ったそうです!

何が自分の目の前でおきても、怖いと感じなくなったそうです。


それにしても、イチロー選手の練習量というか、試合に臨む姿勢はすごいですね~。

自宅には、立派なトレーニングマシーンが置かれていましたし・・・。(これは、日本から取り寄せた特殊なマシーンだそうです・・・。)

バッティングに、少しでも疑問を感じると、すぐに球場内のビデオルームに駆け込んで、自分のフォームについて考えるのだそうです。

オリックスにいた時と、今とでは随分とバッティングフォームも改良されていますものね。

昨日の放送の中では、イチロー選手のフォームがどのように変わっていったかも映されていました。

(オリックス時代の振り子打法と今の、おなかを引っ込ませるようなフォームでは、全く違いましたよ。)


昨日の放送、ふざけてチームメイトの選手の真似をしている様子も映っていました。すごい笑顔でした。あんな一面があるんですね~。ビックリ!チームメイトにも支えられながら、良い環境で、プレーができていることがわかりました。

次、またどんなプレーを見せてくれるのか?とても楽しみになりました♪