昨日のテレビ東京『ガイアの夜明け』 は、再生医療についてでした。

今、再生医療が注目されています。


再生医療とは、けがや病気で傷ついた臓器を再生させて治療するという、最先端の医療です。

番組の中では、国民病といわれる糖尿病の治療が、放送されていました。

糖尿病で、足の動脈2本が無くなっている患者さんの、血管再生治療を取り上げていました。

背中から骨髄液を取り出し、幹細胞を遠心分離機にかけて取り出す・・・。

分離して出てきた肝細胞血液を、足に注入し、毛細血管を再生させる手術が行われていました。

一度は、足の切断も考えたこの患者さんは、術後の経過がとても良く、番組最後では、江ノ島の海岸を奥様と散歩されていました。人間のもつ力って、すごいですね!


乳がんの手術で、乳房の一部を切除した方の、乳房の再生治療の模様も放送されていました。

この患者さんは、手術で失った胸の部分が、比較的小さかったため、この治療を受けることができるそうです。

腹部から脂肪を取り出し、幹細胞の濃度の高い脂肪を変形してしまった乳房に注入するという治療・・・。

1ヶ月後、回復がみられ、乳がん手術で失った乳房をよみがえらせることができていました。

そして、その方は、念願だった温泉旅行へ・・・。

心からの笑顔を取り戻していました。


最後は、角膜の再生医療に取り組む、ベンチャー企業にも密着していました。

日本の会社セルシードが、フランスのリヨン国立病院での臨床によって、EMEAの認可を得ようとしていました。

口の粘膜を培養して、シール状になったものを角膜に移植するという手術の様子が流れました。この臨床で、実績が認められば、許可が得られるはずだったのですが・・・。

去年の9月、リーマン・ブラザーズの破綻・・・。

投資会社の資金協力がストップしてしまいます。

番組最後には、三菱UFJキャピタルを訪問し、なんとか窮地を切り抜けていました。

再生角膜の販売は、欧州では2011年、日本とアメリカでは、2014年に予定されているそうです。


再生医療に残された課題は、2つ。

一つ目の課題は、過大なコスト。広く実用化するには、高額な費用がかかるという点。

そして、二つ目の課題は、国の認可を受けるのに、長い歳月がかかること。

実用化の段階に入った再生医療を、心待ちにする患者さんのために、普及へのシステムを早急に整えることが求められているようです。


進化する再生医療は、体の一部を再生するだけでなく、患者さんたちの人生を救い、心からの笑顔を取り戻していました。人間のもつ力に、驚かされた番組でした。


今日は、これからレポートをまとめます。

もう書けていますが、字数がかなりオーバーしてしまっているので・・・。

10日に、提出できるように頑張ります!