Going my way ~どこまでも続く道~-Susan Boyle 昨日、ネットニュースを見ていたら、「47歳女性の衝撃歌手デビュー」という記事が目に留まりました。

この記事に関するサイトはこちら です。

イギリスの公開オーディション番組「Britain's Got Talent」で、Susan Boyleさん(47)が、『I Dreamed a Dream』を歌ったそうなのですが・・・。

YOUTUBEに次々とアップされ、一番多いものは視聴数が320万回を超えている(放送から数日で320万回ですよ!)というので、私も見てみました。

Susan Boyleさんの歌う「I Dreamed a Dream」のYOUTUBE画像は、こちら です。


驚きました!素晴らしい!天使の歌声です。


この「I Dreamed a Dream」は、ミュージカル『レ・ミゼラブル』の中で、ファンテーヌが歌う曲です。

何度も観ている『レミゼ』。東宝系ミュージカルの中で、私が初めて観た作品が、この『レ・ミゼラブル』でした。

『レミゼ』は、上演時間3時間以上のなが~いミュージカルなのですが、この曲は、最初の方で歌われています。(『レミゼ』の曲。クロード・ミッシェル・シェーンベルクの曲の数々は、本当に素晴しい曲ばかりです。)

『レ・ミゼラブル』のあらすじを少しだけ・・・。
Going my way ~どこまでも続く道~-レミゼ

パンを盗んだ罪で投獄されていたジャン・バルジャンが仮釈放の身となりますが・・・。自暴自棄になっていたバルジャンは、司教のもとから、銀の食器を盗み、逃げ出します。この時、司教がさらに銀の燈台をも手渡してくれたことから、神に仕える崇高な魂に触れ、己の行いを深く反省し、仮出獄許可書を破り捨て、新しい人生を歩んでいくことを誓います。

名前を変え、市長の地位も得たバルジャン。その彼の工場で、ファンテーヌは働いていたのですが・・・。仲間と喧嘩騒ぎを起こしクビになってしまい・・・最終的には娼婦に身を落としていきます。

この時に歌われるのが、「I Dreamed a Dream」(日本のタイトル「夢やぶれて」)です。

歌詞は、こちら です。

その後、ファンテーヌは病に倒れ、1人娘のコゼットを、バルジャンに託し、息を引き取ります。

ここから、まだまだとてもなが~いので、今回のあらすじは、ここまで・・・。

いつか『レ・ミゼラブル』については、あつ~く語りたいと思っています。(笑)

今年の秋、帝国劇場にも観劇しに行く予定なので・・・。(シルビアファンテーヌで是非、この曲を聴いてみたいな~。)


昨日、半信半疑で見たこの映像・・・。

本当に驚きました。

ミュージカルの中でこの歌は、フォンテーヌが失意の中、どうにもならない自分の気持ちや生き方をこの曲で歌っているので、すごく良い曲だけど重い・・・。歌詞の内容も悲しいし・・・。私には、ちょっとだけ、暗いイメージがありました。

その今までのイメージが、このSusanさんの歌で変わりました。Susanさんの歌は、全てを包み込むような、壮大な感じがします。笑顔を絶やさない、おおらかで素敵な彼女の人柄がそのまま歌に表れています。


この映像、彼女が歌いだした途端に、審査員の表情が一変するのにも笑ってしまいます。

最初の質問で、47歳で歌手になりたい!と言った彼女を、疑いのまなざしで見ていた審査員が、彼女の歌に目を見開き驚きの表情に・・・。最後には、うっとり・・・。(大笑)

客席も総立ち、最後は、会場中、大きな歓声と拍手に包まれます。(カメラの撮り方も素晴らしかった!)


彼女には、これから是非、プロとしてミュージカルや舞台に立ち、歌っていって欲しいと思います。

そして、多くの人に、感動を与えて欲しいと思います。

Susan Boyleさん、素敵な歌をありがとう!