昨日の『英語でしゃべらナイト』は、押切もえさんが、英語情報誌「メトロポリス誌」(外国人のためのフリーペーパー)の記事を書くという・・・4日間の英語づけの記者修行「英語で“もえ”ナイト!」でした。

課題は、東京に住んでいる外国人に、「なぜ東京にいるのか?今は何をしているのか」を尋ね、記事にまとめるというもの。最初は、“I can't”無理と答えていた、もえさんでしたが、立派に記事をまとめていました。


インタビューの相手は、ハリウッドスターのウィル・スミス。ルイ・ヴィトンの副社長ギョーム・ダヴァン氏など。

私が印象に残ったのは、チョコレートブランド「ゴディバジャパン」の代表取締役トム・チュー氏のお言葉。


トム氏は、ハワイ出身、NYの大学に進学後、ファッションバイヤーとして、台湾・香港を渡り歩き、文化や社会のギャップ、更には経済の逆境を乗り越え、新しいことに挑戦しています。

5年前、初めて東京で、ファッションではなく、今まで経験のない食品業界に転身!

そんなトム氏が、東京のイメージや生き方について語っていた言葉。


チョコレートとファッションはとても似ています。

チョコレートをもらうと、とても幸せな気分になるでしょう?

どちらもライフスタイルに深く関わっていると思うんです。

また、東京を一言で表すと、Dream!夢なんだそうです。


東京に住む日本人の多くは、外国人ほどありがたみを感じていないと思います。

僕もニューヨークに6年も住んでいたのに、自由の女神を一度も見たことがありませんでした。

いつでも行けると思っていたからです。


若い頃は、ただ計画ばかりをたてて今日を忘れ、明日のことしか考えていなかった・・・。

東京に住む多くの人も同じような考え方を持っていると思います。


今日やるべきことが沢山あるのに、今日は忙しいので明日にしようと・・・。

外国人は東京に暮らすということが、永遠に続かないことを分かっています。

私達、外国人は東京で過ごすタイムリミットを知っているのです。

だからその間にできるだけ多くの体験をしようと思うのです。


僕は東京で一杯のコーヒーを飲む瞬間でさえ“おいしい”と感じ、幸せを味わうようになりました。

さまざまな「瞬間」を大事にすれば、東京は夢が溢れる街だと感じることができます。

と語っていました。

英語の勉強というより、素敵な生き方に気づかせて頂いたような・・・そんなインタビューでした。


もうすぐ、英語でしゃべらナイトは終わってしまうけど・・・。

押切もえさんの英語力は素晴らしい!日々、努力されたんでしょうね。

昨日、東京工業大学の留学生にもインタビューが行われていましたが、不況の中、働きながら勉強を頑張っている学生さん達に、涙ぐみながら、“I respect you”皆さんを尊敬しています!と言っていたもえさん!

「英語でしゃべらナイト」の2年間で、英語力がどんどん伸びていったもえさんを、私は尊敬します。

残り少ない「英語でしゃべらナイト」の放送、楽しみにしています。