・上半身で演技をするな。
・首から上で演技をするな。
・演技をするとき身体が硬い。
・どうしても演技をするとき余裕がない。
・すぐポケットに手をいれる
・すぐ腕を組んでしまう
・腕が常に揺れている
これらに心あたりのある人はいるのではないでしょうか。
私は養成所で5年学び役者として活動し始めた頃さんざん言われました。
直そうとわかっててもなかなか治りませんし、そもそも治し方すらわからない。
悔しくて辛い思いがつづきました。
これから演技をはじめる上で誰もが指摘されるであろうし、ほとんどの役者は言われ続けているかと思います。
そもそも動かさないぞ、上手くやるぞという気持ちが間違っていたんです。
『地を足で掴む』
これについてお話ししたいと思います。
例えば第一線で活躍し続けているスター俳優山田孝之さんの演技を思い出してみてください。
ウシジマくんのように重みのある役柄はもちろん
荒川アンダーザブリッジのときのようにコミカルな役柄でも
どこかズシッとしていて無駄がなく、さらに存在感に溢れていますよね。
私が思うに地を足でしっかり掴んでいるんだと思います。
それは何かというとこれはちょっとした意識による感覚的なもので、私なりのコツというやつです。
普段の生活でも意識できるもので、自分が今、
地の上に立っているという認識を常に持ってしっかり立ってください。
足の裏で地面を感じるくらいのちょっとした意識を向けることで余計な力が上半身へいかなくなります。
さらに上半身が楽になることで手持ち無沙汰になることもなく無駄な動作や癖もなくなります。
少し力んでいるのかなと感じるときや、無理して演技をしていると感じている人は是非実践してみてください。
身体は意識して大きく自ら動かすものではなく、心に合わせて動いたものをデフォルメするだけです。
これも”気づき”で、ちょっとした認識の違いで変わるかと思います!
演技は常に気づきで瞬時に変わります。
私は養成所で5年勉強したにもかかわらず、本格的に活動してようやく気づきました。
遅かったです。
逆を言えばどんなに努力しても、ワークショップに通い続けていても気づかなければ何も変わりません。むしろ余計な癖がついてしまい修正するのが困難になります。
演技力の素材は誰もが持っているんです。気づいただけで昨日と今日の演技は気持ちが良いくらいに大きくかわっていきます。
あとは引き出し方を知り、気づくだけです。
ただ気づきというのはきっかけがないと起こりませんし、今気づきがないのは教えてくれる人やわかっている人がいないからではないでしょうか。
私が全部教えます。