机に向かったひよこちゃんが、はぁーっっ、と珍しく深いため息を付く。「あら、いよいよ恋煩いでも??」と思って眺めてたら、おもむろに振り返ってこんなことを言う。「私が今までに自分で決めて、コツコツと毎日頑張って成し遂げたことってなんかある?」どうやら、卒業に当たって学校に提出する資料か何かを作っているらしい。「(笑)そんなことはマミーがひよこちゃんに聞きたいわ。本人が一番分かってるでしょ。ひよこちゃんは何かあるの?」

「うーん、あのね、色々考えたけど、ピアノはマミーに言われないと練習しないでしょ?通信教育はいつも計画通りに進まなくてギリギリにならないと終われなくて、それじゃぁダメでしょ?お洗濯畳む仕事は、いつも忘れがちで、その日のうちに出来ないことの方が多いよねぇ。部屋も散らかりっぱなしだし...。本当に何にも無いの」「じゃ、バスケは?なんか毎日シュート練習してない?」「うーん、バスケは好きだから練習するけど、実は練習に見せかけてほとんど遊んでるの」「((笑)やっぱり!)そうそう、本を読むのが好きじゃない?」「本はねぇ、ただ単に読みたいから読んでるだけ。私って、なんて、なさけないんだろう、と思って~」そう言いながら、またため息を付いて、頭をがーんっと机にぶつけるひよこちゃんであった。