ひよこ家、なんと、今年2度目のクルーズから無事帰還。今回のクルーズはカリブ海。マミー側のグランマとグランパと一緒に行った。祖父母が元気で、クルーズを楽しめるうちに、行っておこうというのが一番の理由。それに、子供達も学年が上がると学校休ませて旅行することが難しくなるから、「あの時、やっぱり行っておけば良かったな」、と後悔しないように、行けるうちに行ってしまおう!と。

フォーマルナイトがあるから、結婚式に着ていくような礼服とドレスを持ってくるようにと何度も何度も電話で伝えたにも関わらず、「高級クルーズ」のイメージが全く沸かなかったとのことで、持ってきた洋服が「ええーー??」(笑)っというものだったので、急遽グランパはタキシードをレンタルし、グランマはマミーの着物を着ることにした。グランパ、嬉しい恥ずかし、人生初の蝶ネクタイのタキシード。アメリカサイズの洋服でも難なく着こなせる長身のグランパ、なかなかさまになっていて、格好良かった。グランマはこれまた人生初、自分で着物を着付けるということになり、徹夜でネットを見ながら着付けを練習していた。気が張るあまりに、クルーズの初日は食事もロクにのどに通らず。幸運なことにフォーマルナイトはクルーズ2日目だったので、それが終わったら、のびのび、もりもり食事を楽しんでいたようだ。着物は思いのほか大好評で、「きれいだわ~」と声を掛けてもらったり、「一緒に写真撮ってください」とアメリカ人の夫婦に頼まれたりしていた。仮装大会、大成功(笑)

ひよこちゃんは2回目ということもあり、勝手知ったるお船の中、初日から、「キッズルームに行って来る~」っとパタパタと駆け上がって行ってしまった。今回のクルーズはキッズプログラムがあり、午前中2時間、夜2時間、それから移動日は午後も2時間とプログラムが開催され、ひよこちゃんもベィビーちゃんも充分楽しめたと思う。なんせ、15人しかいない子供の為に選任の遊んでくれるお兄さんが付くんだから贅沢この上ない。他のクルーズでは子供が900人も乗ってて、それこそ動物園みたいだったわよ、とあるガイドさんが話していたので、どれくらい恵まれているかが分かると思う。親もそのお陰で随分楽をさせてもらった。プールのデッキで、ほとんどの時間を過ごし、マミーは何と本を4冊も読めて、嬉しかった。グランパは、ここでも「アサヒビア~」とこのフレーズばっかりはとても発音良くオーダーして、プールでビールを飲みながらお昼寝するという、日頃のグランパの働きバチ振りからは想像も出来ない寛ぎようで、見てて嬉しかった。グランマは編み物をしたり、子供達と船の中を探検したり、ちょっと目を離すとアイスクリームをオーダーしに行ったりと、これまた楽しんでくれた様子。

夜は、子供達がプログラムに行っている間に、ショーを見たり、ラウンジで、素敵なカクテルを作ってもらって飲んだりした。カクテルも色々あって、良く知らないから上手にオーダーできないけど、「フルーティだけど甘すぎない感じで、カクテルグラスに入れてね」、などと勝手な希望を言うと、バーテンダーが色々な美味しいカクテルを作ってくれて、楽しかった。グランパとグランマは始終「こんな世界があるとは知らなかった。言葉に言い表せない」と言っていた。ホントだよね。こんな世界があるとは。お金持ちの人の生活ってきっとこんな感じで、フィジカルな不快感というのはほとんど感じずに毎日が過ぎるのかなぁ、と思った。けど、そんな人は人で、庶民とは違う大変な悩みとかあったりするんだろうな。

ベィビーちゃんは今回はお船のペントハウスに5週間も泊まってるというイギリスの大金持ちのおじいさんにものすごく気に入られて、毎日、ちょっかいを出されていた。恐がって?逃げるもんだから、余計ちょっかいだされて。あと、同じくらいの年頃の女の子が多かったので、あっという間にお友達になって、仲良く遊んでいた。ひよこちゃんは相変わらず時間がある時にはせっせと図書館でDVDを借りてきて部屋で見るという、もっとももったいない時間の過ごし方をしてたけど、ま、それが楽しいらしいので、バケーション中は良いか、と。

今回の国はメキシコ、ホンジュラス、ベリーズ、グランドケイマンと海は綺麗だけど、国としてはまだまた発展途上国だったので、自分達で観光をするということは難しく、クルーズ船用に作られたショップで買い物をしたり、オプショナルツアーでスノーケルをしたり、マヤ文明の遺跡のツアーに行ったりしただけなので、船の上でゆっくり出来て、それはそれで良かったと思う。最後のキーウエストだけは歩いてアメリカの最南端に行けたけど、ま、所詮歩くとすぐにくじけるカリフォルニア育ちの子連れということもあり、観光らしい観光はそれくらい。下界はほどほどにして、船にもどってほっとする、という毎日。そうそう、最初に行った、メキシコのプログレッソという街に至っては、人であふれ、汚くて、何故か各お店がスピーカーでガンガンに音楽を鳴らすので、ありえないほどうるさくて、シャトルバスから降りて、100メートルくらい歩いて、そのままユーターンして引き返してシャトルに乗って帰ってきた。ベィビーちゃんはあまりの恐さに目がうるうる。それ以来、「悪い子はプログレッソに置いて行くよ」と泣く子も黙るプログレッソとなった。自分達がいかに文明国に住んでいて恵まれた生活をしているのか、ということを実感した良い経験になったと思う。

ま、とにかく、皆無事で、楽しく行って帰ってこられたのが何より。別世界でゆっくりと10日間を過ごして、それぞれに色々学ぶところや考えることと、またそんなことに使う時間が沢山あった、贅沢で、有意義なクルーズだったと思う。食事は毎回素晴らしくて、あまりの素晴らし過ぎに、家族全員一致の意見で、家に帰った途端にインスタントのおソバを食べたという(笑)それでもって「家の食事が一番!」と皆納得。所詮、庶民。でも庶民で、良かった、こんなにおソバがおいしんだもの(笑)