ある日、夕食の時に、ひよこちゃんがはぁーーーーっと長いため息をついた。なんだか浮かない顔だ。「どうしたの?なんか学校であったの?」と聞くと。「うん。最近ね、Kと私、遊びたいことが違うから、一緒に遊べないの。はぁーーーーー(ため息)。」Kちゃんはひよこちゃんの大親友。ディケアに迎えに行くと、必ず一緒に遊んでいる。学校でもクラスは違うけれど、休み時間になると、遠くから2人で決めた特別なサインを送って、落ち合う場所を決めて、必ず集まって遊ぶのだそうだ。そんな仲良しのKちゃんであるが、Kちゃんは最近はテザーボールにはまっていて、その遊びをしたいのに、ひよこちゃんは今はハンドボールに夢中なのだそうだ。なので、せっかく集まっても、お互いやりたいことが違うから、そこで別れ別れになってしまうと。

「じゃぁさ、交代でお互いの遊びたいことをすれば良いじゃない。月曜日はテザーボール、火曜日はハンドボールとか決めてさ」っというと、「うん、今日、2人でそれを話し合ったの。明日のディケアの宿題タイムの時に2人でスケジュールを決めようということになったのよ」と言う。言いながら、自分でもちょっとほっとしたらしくて、ひよこちゃんの目に光が戻ってきた。この人はとても分かりやすい。

で、翌日。意気揚々と帰ってきた。2人でスケジュールを決めたらしいのだ。まず朝の休み時間。この時間は"Apart"(別々に)と書いてある。そして、「自分のしたい遊びで遊ぶ」と説明が。次のスナック休憩には「テザーボールかMAP(なんやら最近始めた新しい遊びでひよこちゃんのお気に入りらしい)」と書いてあって、"Together"(一緒に)。次のランチ休憩には「MAPかその他のお友達の計画で遊ぶ」とあって、また"Together"と。そして、最後の休み時間は「MAP」でこれも"Together"と書いてあって、その横に2人がニコニコ笑いながら一緒に遊んでいる絵が描いてある。それを2人で相談して、字が綺麗なKちゃんが上手に一覧にして書いたらしい。ひよこちゃんが「私もちょっとだけ書いたんだよ 」と言うので、どこかな?と思ってみたら、そのニコニコのお友達の絵はひよこちゃん作らしい。

あまりの2人のほのぼのとした可愛さに、思わずその表の写真を撮って、Kちゃんのママに送ってあげた。Kちゃんのママから、「家でもKが最近ひよこと遊べないとしょんぼりしてたのよ。でもこの表を見て自分達で考えて問題を解決した子供達の成長振りに涙が出そうだわ。Kがひよことお友達になれて、本当に良かった」とメールが返ってきた。マミーもそう思う。ひよこちゃん、良いお友達が出来て、本当に良かったね。しかも、会話は全部英語。ひよこちゃんの英語の上達振りは本当にすばらしい。他の日本人の子供と比べると、ひよこちゃんの英語の発達振りには親ばかながら、頭1つ飛び出ているところがあると思う。これって、やっぱり英語だけしか話せないディケアに毎日行くことで、自然に鍛えられたものだと思う。着実にバイリンガルへの道を歩き始めている、と思う。