日本に里帰り中、せっかく本物のピアノが家にあるのにほとんどピアノに触らなかったひよこちゃん。以前、日本語の教室の時もそうだったんだけど、ちゃんと宿題をしていかないと、その事実に向かい合い反省するんじゃなくて、そこから激しく逃げる。まぁ、まだ6歳だから仕方ないんだろうけれど、「練習していないと先生にしかられるから、もうやめる」みたいなことを言い出した。一応、帰国してから先生にお休み中にペースがすっかり乱れてしまったことは伝えて、一度レッスンには行ったんだけど、本人は思うようにすらすら弾けなかったらしくて、すっかり逃げ腰に。それでも先生はものすごく、励ましてくださったんだけど、なぁ。

週末に朝から何度も練習する機会があったのに、練習せず、夕方にやっとピアノの前に座ったかと思うと、課題の曲の最初のフレーズを弾いただけで、だらだら遊んでしまって、ダディにしこたましかられた。ダディももう堪忍袋の緒が切れたらしくて、「もう、本当にやめなさい。練習しなくて良いよ」と。それほど才能があるようには思えないのに、毎日練習を嫌々している間にピアノが好きかどうか分からなくなってしまったと思う。親としても忍耐力を毎日試されて、相当なエネルギーをすわれるので、励ますのも、怒るのにも、ほとほと疲れた。リサイタルでひよこちゃんがピアノの弾くのを見るのは、本当に嬉しくて、誇らしかったけど、これって、親の満足の為にやっているのかもしれないなぁ、と思うようになってきた。

音楽は小さい頃からやらせないといけないし、ピアノは女の子の教養の1つだと思ってきたから、4歳から2年間やらせて来たけれど、ひよこちゃんの様子を見ていると、ピアノよりも、体を使うスポーツの方が向いているような気がする。親をみても判る通り、とても才能があるとは思われないピアノを無理無理やらせるよりも、テニスかなにか、スポーツで体を動かす方がひよこちゃんにとっては楽しいのかも知れない。しかも、親も家で毎日無理やり練習させなくても良いから楽だ!マミー自身はピアノ嫌だったけど、今となっては、弾こうと思えば弾けるっていう贅沢があるのは、ありがたいし、両親にここまでにしてもらったのを自分の子供にも同じようにして、お返しをしてあげたいという気持ちがあったから、毎日、毎日がんばってきて、その甲斐あって、結構弾けるようにもなっていたので、いまいち気持ちに踏ん切りがつかないんだけど、これで、親子の関係が悪くなるようなら、元も子もないよなぁ。

ひよちゃんに比べるととてもおしとやかな、ベィビーちゃん。ひょっとしたら、この子ならピアノの前にじっと座って、練習してくれるかも?と思い、聞いたみた。「ベィビーちゃん、ひよこちゃんがピアノやめちゃったら、今度はベィビーちゃんがピアノやる?」すると、3歳児とは思えない、とてもきっぱりとした答えが返ってきた。「いやだ。」 ははは(笑)、マミーとひよこちゃんの毎日のやり取りを見てたら、とてもじゃないけど、ベィビーちゃんはこんなの嫌だわ、と思ったわけね。さすが、ベィビーちゃん、賢明だ。

と、いう具合で、ダディとひよこちゃんの中では、ピアノは月謝を納めてしまった、8月一杯でやめるということになっている。あとは、マミーがあきらめられるか、だけだね。