ひよこちゃんのピアノの発表会があった。今回は前回の教会を借りてやった発表会とは違って、小さい教室での発表会で、マミーとの連弾も無く、少し気は楽だったんだけど、やっぱり当日までハラハラさせられた。今回の曲は先生が推薦してくださった曲の中から1つはテキストから選んだ楽しい感じの練習曲、もう1つはクリスマスの曲をひよこちゃんが自分で選んだ。
2ヶ月近く前から練習を始めて、テキストから選んだ曲は比較的簡単で、さっさと弾けるようになったので、前回と違って、今回は余裕だわ~と思っていたんだけど、クリスマスの曲の方がなかなか上手に最後まで弾けるようにならない。短い曲なんだけど、途中で手のポジションを2回変えないといけなくて、「変えなきゃ」っと思うと勢い余って、違う音を弾いてしまったりする。出来ないところを集中して練習させようとすると、「もう、何回やっても弾けないから、いやっ!」っと反抗される。
あぁ~~~、いつものことだけど、本当にピアノの練習をさせるのには根気が要る。怒ったり、なだめたり、褒めちぎったり、お菓子で釣ったり、脅したり(もう、やめて貰うよ!とか)、ありとあらゆる手段を使って練習していただいた。途中、いつも発表会の時には弾く順番が隣の同い年のHちゃんのママから「家は、今回も駄目そうよ~~」っと同じような苦労が漂うメールが来て、家だけじゃないんだ、と、変に安心(?)したり。
ドレスはどうしよう?と思っていたら、とてもタイミング良く、グランパとグランマがお嬢様ドレスを送ってくださったので、それに決定。靴は春の発表会の時に買った白いサンダルで。洋服を着せると、本当によく似合い、だまって座っていれば、ピアノもすらすら~~っと弾けそうな雰囲気が漂うんだけど、それは格好だけで、ドレスリハーサルをしても、やっぱり間違えるものは間違える。前日はとうとう、ダディまで出てきて、何度もお辞儀のところからリハーサルをさせていた。当日の朝も、ダディが何度か練習させてくれて、3回に1回は2曲とも1度も間違えずに弾ける、というところまでになった。あとは、運を天に任せて、みたいな感じで、マミー的には、間違えたら、間違えたで、恥ずかしい思いや、もっと練習すれば良かったと後悔して、次からはもっと自分の意思で納得するまで練習してくれるようになるだろう、なんてことも考えていた。
で、当日。ひよこちゃんは今回はなんと、1番バッター。まっ、ドキドキする時間が短くて良いわ、と思った。発表会が始まると、ひよこちゃんがうつむき加減で登場した。そして、1度も観客を見ず、ぎこちないお辞儀をして、ピアノに座った。一番前の席に座ったので、ひよこちゃんの緊張した顔と、少し震えている指がよく見えた。一曲目は、得意な方の曲なので、緊張しながらもスムーズに弾いた。ほっ。そして、問題の2曲目。調子良く弾き出して、なんとそのまますこぶる調子良く、1度も間違えずに弾きあげた!これには、マミーもダディも拍手大喝采。なんだ、やれば出来るじゃない。
前回の時もそうだったけど、ひよこちゃんは本番に強いというか、ラッキーというか、まぁ、この日を迎えるに当たっては事前に色々あったけど、まぁ、ちゃんと弾けたから全部オッケーよ、お互い水に流しましょう、と思えるパフォーマンスだった。わが子ながら、すごいわー、ピアノ初めて1年でこんなに上手になるなんて、なーんて、自画自賛していたら、次ぎのひよこちゃんと同い年のHちゃんのピアノを聴いて、「ははは(笑)、前言撤回、撤回!」っと思った。Hちゃんはひよこちゃんとは比べ物にならない難しくて、長~~い曲を、がんばって、でも丁寧に弾いた。やっぱりセンスがあると無いとの違いかな? まっ、でもとにかく無事に終わって良かった。次ぎの春の発表会までにまた、少し上達しているといいな、と思う。
ひよこちゃんの名誉の為に、これは書いておこうと思うが、ひよこちゃん、グランマが帰国した5月から、毎日、1日も欠かさずにピアノの練習をしている。時にはすごく不機嫌に、時には泣きながら、時には怒りながらではあったが、毎日続けたことは、本当に偉いと思う。何度も、「もう、ピアノなんかやめなさい!」「いやだ!」を繰り返して、大変な練習だが、いつか本当に楽しくピアノが弾ける日が来る時まで、続けられたら、と今は思う(明日には「やっぱりやめていただこう」っと思うのかも知れないが(笑))