我が家のキッチンにはブレックファーストコーナーと言って、家族が軽食を食べる為のダイニングセットを置くスペースがあり、そこをひよこちゃんの遊び場スペースとして使っている。元々はダイニングテーブルを置く場所なので、天井から釣り下がった電灯がかかっており、引越し以来、ダディは何度もその電灯に頭をぶつけている。

ある日、ダディがひよこちゃんとそのスペースで遊んでいて、ひよこちゃんを抱き上げた瞬間、「ガチャン」っとすごい音がして、電灯に頭をぶつけた。かなり痛かったらしく、ダディは激怒り(電灯に)。幸いひよこちゃんには当たらなかったものの、すごい音とダディの声にびっくりして泣き出した。「ひよこちゃん大丈夫?痛いの?」と、動揺するダディ、ひよこちゃんに気を奪われて、また、頭をぶつけてしまった。ひよこちゃん、さらに大泣き(苦笑)。

以来、ひよこちゃん、その電灯の下に行く度に電灯を指差し、頭をぽんぽんとたたいて「ここ、ゴンするからきをつけて」と言う。目をまん丸に見開き、口を少し尖らせて、真剣な顔で頭ぽんぽん、「ゴンするから」。

電灯が危ないという記憶は鮮烈に刻み込まれたらしく、この間はお店で釣り下がり電灯を見付けた時も「ゴンするよ」のサイン。「ひよこちゃん、あんなに高いところにある電灯には頭ぶつけないから大丈夫だよ」って説明してあげるんだけど、ひよこちゃんの目は真剣そのもの。「ゴンするから」。ダイニングテーブルの上にある釣り下がり電灯も食事の度に何度も見上げて、「ゴンするよ、きをつけて」。

律儀なひよこちゃんの毎回の注意で、以来ダディは例の電灯に頭をぶつけることが無くなった。