今回は就職して初めて仕事を辞めた時の経緯について書きます。
うつ病(その時はうつ病の診断)を発症したのが29歳の頃。その時も過度なストレスが原因で発症したと思います。
約1年程度、休職をしてましたが、ほとんど回復してきたころに、10年働いていた会社に戻るかどうか迷ってました。
正直、ストレスが半端なく仕事量もすさまじくありました。そこに戻っていいものかどうか…
悩んでたある日、会社から電話がありました。
「お前だけの為に給料計算できない」
と言われました。
一瞬
「は?」
と思いました。
というか、給料計算してない会社って何?
今思えばタイムカードもないし、残業など付いたことが無い。
確実なブラック企業でした。
社長が言いたいことは、
ようは戻ってきたら前と同じようにすぐに働いてもらわないと困る。
そうでなければ、辞めてもらいたい。
そういう意味で私は捉えました。
やっぱり中小企業は障がい者を雇用しようとは思わない、もしくは思えない。
私は働いていた時から常々この会社の将来性について考えていました。
年々増える在庫。
売り上げの減小。
意味不明の設備投資。
社長のワンマン経営。
などなど、不満はかなりありました。
それに追い打ちをかけての社長の言葉…
私はその言葉を聞いてかなりショックと同時に怒りを覚えました。
使えなければ捨てる
この精神が気に食わなかった
人は使い捨ての駒ではない。
しかし、私はもともと会社にぶら下がって生きていくという考えはありませんでした。
いろいろなスキルを身に付けてどんな企業でも働けるようになりたいと常に思っていました。
ですので、仕事しながら国家資格の勉強もして取得しましたし、仕事も手を抜くことはしませんでした。
「この会社にずっといたら何のスキルも身に付かない」
働いていた時にずっと思っていたことです。
そういったいろいろな事情があり私はやめる決心をしました。
今思っても辞めてよかったと思います。
障害者の法定雇用率は国でさえも騙していた程です。まして中小企業が障がい者を雇用する余裕はないのが現状なのかもしれません。
しかし、中小企業でも障がい者をどのように雇用したら上手く活用できるか?
を真剣に考えている企業はあまり多くないのではないでしょうか。
ただ単に「障がい者は雇用しない、そんな余裕はない」
と考えている企業が多いと思う。
現実として障害者は健常者より仕事が少ないのが現状です。
前項でも、オープン就労クローズ就労のメリット、デメリットを書きましたが、こういった差別がなくなればオープン、クローズで悩むことはないと思います。
そういった差別がなくなることを常日頃思っています。