今回も悪コンディションの中での戦いでした。今回も激戦の中、7校が決まりました。


1位 東海大学 3:55:28.21
1組

5位 永本 脩(2年)29:31.70

10位 五十嵐 喬信(4年)29:35.83

2組

2位 竹割 真(3年)29:53.19

5位 檜垣 蒼(1年)29:59.19

3組

6位 鈴木 天智(3年)29:10.15

11位 梶谷 優斗(4年)29:15.69

4組

12位 兵藤 ジュダ(3年)28:59.42

16位 花岡 寿哉(3年)29:03.04


 危なげなかったですね。1組は全員10位以内で走りきってこの時点で総合トップに浮上、さらに昨年ちょっと苦戦した3組は同じメンバーで上回る走り、特に暑い気候の中で梶谷選手が粘りきったのは大きいか。そして最終組は日本選手権控える花岡選手が安全運転の中で兵藤選手が粘りきって28分台!確かに全員強かったです。



2位 東洋大学 3:55:37.45

1組

1位 松井 海斗(1年)29:25.69

24位 岸本 遼太郎(3年)30:02.86

2組

1位 網本 佳悟(3年)29:50.85

4位 宮崎 優(1年)29:53.97

3組

1位 石田 洸介(4年)28:58.11

18位 西村 真周(3年)29:32.37

4組

8位 小林 亮太(4年)28:54.89

11位 梅崎 蓮(4年)28:58.71


 東洋大は本戦を見据えて攻める走りをした中で2位通過、失速する選手はいましたが、松井網本石田選手が組トップを取る圧倒的強さ!ルーキー宮崎選手も4位で走ります。最終組も2人とも上位で戦い抜き見事な走り、やはり本戦も楽しみなチームです。


3位 早稲田大学 3:55.50.18

1組

15位 山崎 一吹(2年)29:40.39

19位 間瀬田 純平(3年)29:42.99

2組

3位 石塚 陽士(4年)29:53.21

26位 菅野 雄太(4年)30:26.91

3組

7位 山口 竣平(1年)29:11.26 ※PB

9位 伊藤 大志(4年)29:11.72

4組

4位 山口 智規(3年)28:36.15

19位 工藤 慎作(2年)29:07.55


 エース力が高い早大はちょっと序盤でヒヤリ、1組が2人とも中位で貯金が作れず、2組は石塚選手が稼ぐも菅野選手が失速してこの時点で圏内に落ちます。たださすがはエース力、ここからは危なげなかった。日本選手権控える伊藤選手にルーキー山口竣選手が競り勝つと、最終組で山口智選手が日本人トップ!最後は3位まで順位を上げました。



4位 日本体育大学 3:55.55.62

1組

4位 田島 駿介(3年)29:31.62

9位 山口 廉(4年)29:35.70

2組

6位 分須 尊紀(4年)29:59.81

18位 富永 椋太(4年)30:13.85

3組

8位 浦上 和樹(3年)29:11.28 ※PB

16位 二村 昇太朗(3年)29:27.26

4組

9位 平島 龍斗(3年)28:56.14

13位 山崎 丞(3年)28:59.96


 教育実習の影響が少なからずある中、今回は3年生が躍進しましたね!序盤は4年生と田島選手が頑張ると、3組目に置かれた浦上二村選手が好走、経験が少ない選手ですがしっかりと戦い切ります。そして来年のエース候補平島山崎選手が最終組で激走!両者28分台の殊勝の走りで3年ぶりに伊勢路に飛び立ちます。


5位 立教大学 3:56:19.26

1組

6位 安藤 圭佑(4年)29:33.00

17位 永井 駿(3年)29:41.66

2組

15位 鈴木 愛音(1年)30:07.36

19位 山口 翔吾(1年)30:15.09 ※PB

3組

2位 林 虎大朗(3年)29:04.32

3位 國安 広人(3年)29:04.86

4組

20位 馬場 賢人(3年)29:09.48

26位 稲塚 大祐(4年)29:23.49


 昨年次点で終わった選考会ですが今年ついに初出場ですね!昨年と同じく安藤選手が流れを作ると、戦略で置かれた2組のルーキー2人が粘走、ここまでで5位につけます。

 ただ昨年の反省として貯金がどこかでほしい今大会、そこで3組に置かれた2人が激走!トップが逃げる中両者で追い上げて見事に2位3位フィニッシュ!大きく貯金を作ります。そして最終組も集団の中でなんとか粘ってボーダー争いから逃げ切りました。初めての伊勢路、楽しんでほしい。



6位 帝京大学 3:56:45.83

1組

11位 福田 翔(4年)29:36.38

22位 柴戸 遼太(3年)29:54.14

2組

13位 楠岡 由浩(2年)30:06.83

22位 尾崎 仁哉(3年)30:19.05

3組

4位 山中 博生(4年)29:08.74

15位 原 悠太(2年)29:24.26

4組

18位 福島 渉太(4年)29:05.15

21位 島田 晃希(3年)29:11.28


 序盤はちょっともどかしかったですね。新戦力の楠岡選手ら悪くない順位を取り続けていたのですが、爆走した他校が多いこともあり、2組終了時で圏外となります。ただここからが良かった、3組で体調不良明けの山中選手が4位に入ると、新戦力選手も粘って一気に出場圏内に!そしてお試しという意味もあった準エース2人が最終組で安定した走り、新たな収穫も見つけて伊勢路に向かいます。



7位 神奈川大学 3:57:33.67

1組

3位 滝本 朗史(2年)29:29.70

7位 大岩 蓮(2年)29:33.32

2組

8位 中西 良介(4年)30:04.33

11位 三原 涼雅(2年)30:05.76

3組

20位 酒井 健成(3年)29:39.05

23位 髙潮 瑛(3年)29:42.55

4組

17位 宮本 陽叶(3年)29:04.01

34位 新妻 玲旺(2年)29:54.95


 持ちタイムは全チーム中17位、圧倒的不利と見られた神奈川大がダークホースとなって帰ってきましたよ!まず1組で2年生2人が激走、特に力のある滝本選手の復帰は嬉しいニュース、そして2組もしっかり上位で前半は2位と貯金を作ります。3組でともに20位台で一旦圏外に落ちますがまだボーダーとは2秒差、最終組にはいった2人に託されます。最終組では新妻選手が早い段階で脱落しますが、エース宮本選手が他校のエースと真っ向勝負を展開!その貯金が活きたか16秒差をつけて最後の伊勢路の切符を勝ち取りました。



ここまでが本戦出場


8位 明治大学 3:57.49.31

1組

2位 東原 豪輝(4年)29:28.79

13位 成合 洸琉(1年)29:36.79 ※PB

2組

7位 室田 安寿(3年)30:04.23

17位 溝上 稜斗(4年)30:11.74

3組

14位 綾 一輝(2年)29:22.91

24位 大湊 柊翔(2年)29:47.76

4組

30位 堀 颯介(3年)29:32.12

31位 吉川 響(3年)29:44.97


 今回の次点は伝統校の明大となってしまいました。悪いレースではなかったんですけどね。まず目下エースとなっている東原選手が怪我明けながら1組2位と激走、必死に前に追いすがったルーキー成合選手も粘ります。続く2組も室田選手が1桁順位に入ってここまでは良い展開に。ただ万全なオーダーが組めなかったしわ寄せが3組から出てきてしまったか。20位以内はこれまた怪我明けの選手のみ。4組はともに実力不足だったか30位台に。全員粘ってはいましたが展開上、大きな貯金を作るのが難しい今大会でした。



9位 日本大学 3:58:33.67

1組

20位 山口 聡太(2年)29:44.85

30位 中澤 星音(3年)30:31.86

2組

20位 鈴木 孔士(3年)30:16.90

25位 大仲 竜平(3年)30:25.24

3組

10位 高田 眞朋(2年)29:12.19 ※PB

28位 冨田 悠晟(3年)30:02.60

4組

2位 シャドラック・キップケメイ(2年)28:25.28

33位 安藤 風羽(4年)29:54.75


 スピードもついて今大会はチャンスと思いましたがちょっと厳しかったですかね。1組は2人とも20位以下と後手に回ると、2組も同様の結果となり、徐々にボーダーと差が出来始めます。エース力が高いため、後半で巻き返したいところ、それぞれの組で高田キップケメイが好走、相方が続きたいところでしたがそれぞれ30位前後に沈んでしまいました。



10位 山梨学院大学 3:59:04.04

1組

8位 村上 大樹(4年)29:35.16

14位 溝永 怜央(3年)29:37.08 ※PB

2組

12位 平八重 充希(3年)30:06.14

23位 徳田 秋斗(4年)30:19.59

3組

26位 占部 大和(2年)29:49.34

35位 大西 陸(4年)30:42.85

4組

1位 ジェームス・ムトゥク(3年)28:08.12

37位 和田 瑛登(2年)30:45.76


 箱根最下位からある程度は上がってきたでしょうか。1組に置かれた日本人エース村上選手が一桁順位で走ると、新戦力溝永選手もしっかり上位で走ります。そして2組も平八重選手が12位とここまでは通過圏内でレースを進めました。ただ3組からは自力が出たか失速、ムトゥク選手の組トップ、占部選手の粘りがありましたが届きませんでした。



11位 中央学院大学 3:59:13.74

1組

18位 柴田 大輝(4年)29:42.56

33位 山中 航太(1年)30:49.97

2組

9位 坂本 駿(3年)30:04.37

16位 長部 虎太郎(1年)30:08.51

3組

12位 近田 陽路(3年)29:17.63

19位 日数谷 隼人(1年)29:38.91 ※PB

4組

5位 吉田 礼志(4年)28:36.32

38位 堀田 晟礼(4年)30:55.47


 比較的この大会得意な中央学院も今大会は厳しく…。ルーキー3人が走る中、そのサポートとなった上級生はそれぞれ好走、ただ1組目のルーキーが30位台に沈んでしまい、ボーダーとじわりと差が開いてしまいます。その中で最終組に託されましたが、日本人エース吉田選手の相方堀田選手がアクシデント気味に失速、今回も伊勢路出場とはなりませんでした。



12位 駿 4:00:47.51

1組

28位 稲葉 龍矢(1年)30:23.98

38位 坂本 滉斗(3年)31:35.54

2組

28位 岡﨑 樹(3年)30:27.81

33位 塩路 悠耀(3年)30:45.03

3組

17位 藤井 空大(3年)29:31.53

30位 小島 光稀(1年)30:07.77

4組

6位 スティーブン・レマイヤン(2年)28:39.86

23位 東泉 大河(3年)29:15.99


 日本人エースが誕生し、出場の機運も高まっていましたがそう甘くはなかったでしょうか。1組でともに30位前後と遅れると、2組も流れに乗れず。この時点で通過が厳しくなります。3組で怪我明けの井選手が17位と好走、最終組でも泉選手のガッツがありましたが厳しい差でした。



13位 麗澤大学 4:00:54.17

1組

31位 牛ノ濱 翔汰(4年)30:35.82

35位 水上 流輝亜(3年)30:51.88

2組

32位 神之田 大翼(3年)30:37.40

34位 若井 涼(3年)30:48.14

3組

22位 小林 丈留(4年)29:41.05

31位 鈴木 康也(4年)30:09.97

4組

7位 デイビッド・シュンゲヤ・ネイヤイ(3年)28:44.70

29位 工藤 大和(4年)29:25.21


 戦力的にちょっと厳しい中、よく頑張ったでしょうか。2組までは全員30位台、厳しい戦いを強いられていましたが、3組で小林選手が22位と好走します。そして最終組でも留学生シュンゲヤ選手が7位食い込むと、工藤選手も30位以内でゴール、後半はまずまずでした。



14位 東京農業大学 4:01:21.18

1組

21位 圓谷 吏生(3年)29:51.59

34位 菅野 優空(1年)30:50.14

2組

35位 生田 鼓太郎(1年)30:48.41 ※PB

38位 鈴木 真琴(2年)31:13.14

3組

25位 栗本 航希(2年)29:48.05

29位 田岡 航一(4年)30:07.52

4組

24位 原田 洋輔(3年)29:18.90

25位 深堀 優(3年)29:23.43 ※PB


 大エース不在の中、ある程度他校と戦えましたかね。1組で不調明けの圓谷選手が21位で走ると、3組では主力候補の2人が20位台と粘りの走り、特に栗本選手が成長していますね!そして4組に入った3年生エース2人もともに20位台と他校と戦いました。Wエース欠場で全く勝負できなかった2年前から成長した姿は見れました。



15位 国士舘大学 4:01:54.41

1組

16位 竹前 光哉(3年)29:40.61 ※PB

27位 榎本 蒼空(2年)30:20.70

2組

30位 坂上 悠(1年)30:32.66

37位 山中 寿世夢(2年)31:08.17

3組

13位 中島 弘太(4年)29:18.40

34位 瀬川 翔誠(3年)30:30.97

4組

15位 ピーター・カマウ(4年)29:01.88

39位 生駒 直幸(3年)31:21.02


 前回ギリギリで通過に滑り込んだ国士舘は今回は大苦戦、1組では竹前選手の好走もあって通過ボーダー付近にはいましたが、2組でまさかの2人とも30位台、一気に差がつきます。3組以降も中島カマウ選手が10位台で走りますが、相方が失速してしまい、追い上げられませんでした。



16位 専修大学 4:02:41.42

1組

26位 藁科 健斗(3年)30:07.77

29位 具志堅 一斗(2年)30:29.30

2組

21位 上山 詩樹(2年)30:17.12

36位 高橋 凜琥(1年)30:59.61

3組

32位 大西 裕翔(2年)30:24.10

38位 江幡 凜太朗(2年)31:35.04

4組

27位 新井 友裕(3年)29:23.76

28位 ダンカン・マイナ(1年)29:24.72


 昨年の雪辱を狙う専大は16位とやや苦戦か。1組はともに20位台とまずまず、2組も上山選手が20位台で走りますがボーダーとは差がつきます。そして3組では2人とも30位台と苦戦、最終組でも新井選手の粘りがありましたがマイナ選手が急失速で噛み合いませんでした。



17位 順天堂大学 4:03:18.86

1組

22位 岩島 共汰(4年)29:53.82

40位 村尾 雄己(3年)32:36.82

2組

29位 古川 達也(2年)30:30.43

31位 石岡 大侑(3年)30:35.11

3組

5位 吉岡 大翔(2年)29:08.74

27位 池間 凜斗(1年)29:58.42

4組

32位 海老澤 憲伸(4年)29:51.03

36位 玉目 陸(1年)30:44.49


 一体どうしてしまったんだと頭を抱えたのがですかね...。1組で主力村尾選手が最下位に沈むと全く流れに乗れず。3組で吉岡選手が5位と復調を見せた以外は全員30位前後と全く勝負できず。期待のルーキー玉目選手も失速してしまいました。トラックシーズンとはいえ、いくらなんでもこれは不安な成績です。



18位 流通経済大学 4:05:15.55

1組

37位 渡辺 雄斗(4年)31:30.71

39位 宮脇 宏哉(4年)31:39.37

2組

24位 安達 悠雅(2年)30:23.52

27位 佐野 慎之介(4年)30:27.28

3組

33位 森川 蒼太(4年)30:29.03

36位 芳口 慧人(2年)31:18.49

4組

22位 長谷川 瑠(4年)29:15.16

35位 ボニフェス・ムテチ(2年)30:11.99


 15年ぶりの予選会出場となった流経大でしたがまずまずいいところもあったでしょうか。1組で勝負からは弾き出されますが、2組で2人とも20位台と好走、特に安達選手はこれからが楽しみ。そして4組も日本人エース長谷川選手が他校のエースと互角に戦い抜く大健闘!この経験をこれからに繫げていきたい。



19位 亜細亜大学 4:09:22.09

1組

32位 杉谷 蒼天(3年)30:37.58

36位 荒井 秀太(3年)31:15.00

2組

39位 永田 将也(4年)31:44.19

40位 中原 胡太郎(4年)32:14.17

3組

37位 安濃 寛人(3年)31:26.68

39位 横田 哲太(3年)32:02.65

4組

3位 ジョンソン・モゲニ(2年)28:33.00

40位 水﨑 隼(3年)31:28.82


 主力が大量離脱の亜大が最下位ということに。留学生モゲニ選手が3位と成長した姿がありましたが、その他の選手は全員30位台、将来の日本人エース候補杉谷選手が最高順位でした。



NM 法政大学

1組

12位 大島 史也(3年)29:36.74

25位 宮岡 幸大(4年)30:03.18

2組

10位 矢原 航瑛(3年)30:05.59

14位 行天 陽虹(3年)30:07.35

3組

21位 小泉 樹(4年)29:39.33

棄 清水 郁杜(3年)DNF

4組

10位 武田 和馬(4年)28:57.70 ※PB

14位 野田 晶斗(2年)29:01.28


 毎年途中棄権が出ている今大会、出てほしくないのですがやっぱり難しい大会ですよね...。1組目で大島選手が好走、2組では新戦力行天選手ら2人とも10位台とボーダー付近で戦っていましたが...。清水選手が序盤の転倒の焦りも影響したか脱水症状で完走できませんでした。その中で最終組に入った武田野田選手がそれぞれ10位台と激走、酸いも甘いも経験した今大会でしたが得るものはあったと思います。



お疲れ様でした。