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みゅうです。
今日のテーマは
『知的水準が高い発達障害児の場合、小学校入学前の診断は難しいものなのか』
についてです。
先にお答えさせて頂くとその答えは
『YES』です。
ただネガティブな意味で捉えてほしくないのですが、診断の遅れが生じたところで、子育てにマイナスが生じるか?と言われると答えは『NO』です。
知的水準が普通~高い(概ねIQが100を下回らない)発達障害児の場合、小学校入学前に診断をつけるというのはなかなか難しく、結局病院へ受診したところで、小学校にあがってからもう一度来てくださいと言われるケースが多い。とりわけADHDっ子の場合、落ち着きがないとしても知的の遅れがない場合、月齢によるものか凹凸によるものか判断しにくい。
それに親側も”育てにくい子”という感覚的なものはあるが、まさか診断がつくほどとは思っていないのもこのタイプ。特にIQが高いとそれがより顕著となる。
またADHDっ子の場合は特にある分野に秀でてたりするため、親がそれを伸ばしてあげようと必死になっている最中はなおさら凹凸に気が付きにくい(もちろんそれは伸ばし続けてあげてほしい)。
それに実際、凹凸も相まって賢い子が多いのも事実であり、小学校入学前はその地頭の良さを親戚やらママ友などから評価される場合多く、なおのこと診断や支援には結びつかない。
だからどうしても知的水準が高い発達障害児の場合、診断の遅れが必然的に生じてくる。診断の遅れは致し方ないとしても、支援までもが後手に回らないように通う予定の小学校に通級はあるのか、なければどのような支援を住んでいる地域では受けられるのか、先手で調べておけると良いかなと思います。
それともう一つ、発達障害児の場合どうしても遺伝性を否定できないため、親が発達障害であったり、それがたとえば特性と仕事がマッチして社会的にも経済的にも成功者であった場合も、なかなか子の凹凸に気がつけなかったりする場合もある。やはりこの場合も知的水準が高いことが多い。
ただ周りから見て明らかに凹凸があっても、何かを妨害したり誰かに危害を加えたりすることがなく、家庭内の子育てにおいてそれらを”困りごと”としなければ特に確定診断を求める必要はない。
しかし親が困ってないとしても小学校入学後に子が学校に適応できず困るケースがあり、この場合もやはり小学校に入学して何らかの凹凸がわかるケースである。
日本の一律教育、同調性バイアスは、特性持ちっ子はなかなか苦しい環境であり、その苦しみから、発達障害が発症するのだと思う。その最初の時期が小学校入学時。
一般的には発達障害が発症という表現はしないのだけれど、私はあえてこの表現を使ってきました。それは急に発症した我が子を見てきたからです。
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その様子はこちらの記事をおよみください
(URL・・・近日中に公開)
注意してほしいのは、このサイトでこれからも幾度となくお伝えしていくことと思いますが、純粋なADHD、生粋の自閉症スペクトラム障害っていうのは実際はとても少なくほとんどの場合はそれらが混在しているため、そう考えると診断名というのは発達障害児の場合あまり意味をなさない。(※診断ではなく、診断名です)
大切なことは発達障害の特性と子と親と学校を含めその社会が、どうバランスをとっていくかが大切で、そして何よりそのアプローチが非常に難しいという現実を、サイトを通して発信していければと思います。
いつもありがとう。
美羽