ご訪問ありがとうございます。
みゅうです。
今日のテーマは
『発達障害児にとってギブアンドテイクはしんどいもの』
こちらのテーマに沿って話をすすめていければと思います。
相談職をしていた時に愚痴のような悩みのような・・・
こんなお話しをご家族様から聞く機会が多々ありました。
「切り替えの難しい子供を育ててます。良かれと思って本人が行きたがってた遊園地に連れて行ったけれど、結局帰りの道はグズグズ、暴言が始まり、挙句の果てに”こんなところ行かなければよかった”とキレられます。そんな時はこちらの疲れも倍増します。」
分かります・・・。
分かりますとも!そのお気持ち!!
そして・・・コレ、発達障害児あるある案件です。
親側としては朝早くから起きて(下手したら前日から準備して)
子供より先に自分の準備を終え子を起こし、
できるだけスムーズに事を運ばせたいからと入念な下調べを行い、お弁当なんかも作っちゃったりして、さぁいざ出発!!どうか楽しい1日になりますようにと願いを込めて。
まだ午前中のうちは機嫌が良いとしても、時間が経つにつれてその雲行きが怪しくなってくるわけです。
遊園地などの場合は予想以上の待ち時間が生じたり、季節によっては暑すぎたり寒すぎたり、どうしても”不快指数”が高まってくる。
凹凸っ子にとって予期せぬ”疲れ”というは想像以上に不快なものなのでしょうね。
定型児より早々にその不快指数はマックスになるわけで、たとえ今していること、させてもらっていることが自分のためだとしても、そんなものはもちろんお構いなし。
結果、帰り道は「行かなければよかった」発言に繋がるわけです。
私も、その言葉に何度も苛立ちや脱力感を覚えてきました。
親側としては、せっかく〇〇してあげたのに・・・という気持ちがどうしてもありますが、凹凸っ子の場合は、いつもと違う場所へのおでかけというイベントには、楽しさと同量の、いえ・・・それ以上の疲れというものが付随してきます。
その”疲れ”というものが一般的な感覚であれば、心地良い疲れというものなのでしょうが凹凸っ子の場合はそうはいかず、疲れは疲れであり、その疲れが怒りへと発展してしまう時があります。イライラしてしまうのでしょうね・・・。
残念ながら今日楽しかったとしても、
今、この瞬間がものすごく不快である場合、すべてがNO!!となるわけです。
下手したらその今の疲れさえも人のせいです。
そういう思考回路なんですよね、どうすることもできないんです。
ただ後日、改めてその日のこと聞くと”楽しかった”と話す場合が実際は多く、まぁそういうところが発達障害児の損をするところなのでしょうが、その一時の感情にこちらも降り回されないことが大事なのかなと思います。
そして・・・
決して見返りを求めないことです。
”してあげている”という感情の裏にはどうしても見返りを求めてしまいますが
”楽しかった”や”連れてきてくれてありがとう”というプラスの言葉は期待せず
かつ日々の態度が好転することさえも期待せず、、、
ですから・・・
それでも自分自身が乗り切れそうな時にだけイベントなりを企画してあげれば良いと思います。
しかしながらそういうイレギュラーのイベントに限らず、本人が好きでやっている事の送迎中などにも文句や悪態をつかれることなど・・・
そういう事はありませんか?
我が家の場合はサッカーのチームに所属しているので、練習場所によっては親の送迎が必要であり、その帰り道などで
「本当は今日は行きたくなかった」「ママが行けって言うから行った」
などなどの文句、日常茶飯事です。
よって送迎に関しては、その習い事の時間に
”私自身が休めるもの” ”子供と距離をおけるもの”
ということ前提に取捨選択するようにしていきました。
我が家でいうサッカーの場合は、半日いないことが多いので、たとえ送迎で悪態をつかれたとしても、それでも外でサッカーをしていてくれる時間の方がメリットがありますので、しばらく続けようと思ってます。
発達障害児って「物事に対する期待値が大きい」のだと当初は思っていました。
けどこれって正確にいうと「自分の都合の良いように物事を解釈している」
これに、尽きるなと思います。
だから自分にとってマイナスとなる状況を受け入れ難いのでしょうね。
私は、この話をするたびに
無償の愛って
なんなんだろうっていつも思います。
美羽