出産をするには、シングルになるしかなかった。

 

普通じゃない生活が始まることは理解できた。

女性一人が子供を育てていくことの大変さはなんとなく想像ができたし、子供はいつかなぜ父親がいないのか寂しい思いをしてしまうこともなんとなく想像できた。

 

ただ私が出産を決めた理由は、家庭を作りたかった。守るものが欲しかった。

 

自己中と言われるかもしれないけれど39歳まで仕事をしてきた、それなりに稼ぐようにもなり3LDKの家も購入。(正直猫と私の生活には広すぎるw)

欲しい物も買えるし、自分への投資もそこそこできる。

 

上には上がいる。

そんな事も知っているけれど、今の自分にそれほど不満もない。

 

ただ何のために働いているのか、このまま一人で何不自由ない生活をしていくのかと思うと急に不安になった

守るものがほしい、そう強く思うようになったのは38歳の頃だったと思う。

 

女性ならば一度は出産の経験をしたほうが良いと色々人からのありがた迷惑なメッセージも苦痛で仕方なかったのは事実。

そのうち会社での出産報告を聞いているだけでも惨めな気持ちになるときもあった。

子供は一人では産めない、そして相手がいても誰しもが子供を宿すことはできない(もちろん望んでいない人もいるのであろう)。

 

そんな思いの中、お腹にできた一つの命、どんな事があっても産まないという決断をとるはずはない。

 

今日でとうとう5ヶ月、お腹に全く異変がなく、夜になると気持ちが悪くゲボゲボしているけれどもそれ以外は極めて順調。

むしろ順調すぎてエコーが見たい。本当にお腹に子供がいるのか不安になる💦

来週は5ヶ月目診断。

そして出生前診断の結果が出る。怖くて仕方ないけれど色々向き合っていこうと思う。

 

なぜシングルなのかは、もう少し気持ちの整理がついたら書いてみようかな。