先日獲れた牝鹿にマダニが異常に寄生していた事を書きました。


そして、その後


鹿を天井から吊るし綿100のシーツを被せて3日放置。


シーツをはぐといつもと違い大量のマダニが💦


これは一匹一匹どうこうする様なレベルではない!


冷凍庫に入れてみるか?

しかし冷凍しても常温に戻るとマダニが復活するという書き込みもある。


調べるに1番効果的なのは熱湯処理。


そこで以下のようにしました。





大きな瓶の中にマダニ付きシーツを入れて、沸騰させたお湯を回しかけます。

満遍なく熱湯が行き渡る様にこの後、火箸でシーツを開いたりして動かす。

付属の蓋がない為、発泡スチロールの蓋をセットして放置。

2時間経って蓋を捲っても、まだ暖かくていい感じ。
野外なので早く冷めて効果が薄れないか?
という心配をこの時点でクリア!

翌日雨が降ったので、翌々日にシーツを取り出し干す。
1時間程してビショビショの状態から、ある程度乾き始めた時点でシーツを確認すると。

ここからは閲覧注意⚠️
マダニ画像が入りますm(*_ _)m













体長2ミリ程度の小さなものが沢山います。





全ては撮りきれないですが、それだけ多かったとお伝えしたく似た様な画像を数枚アップしました。



通気性を考慮し、綿100のシーツにしましたが熱湯を掛けるとなるとナイロン素材のチャック部分が溶けないか?
と思いましたが、案外大丈夫な様です。

このチャックは開閉して使用しない為何れにせよ問題はありませんが。



シーツを漬けておいた瓶の中の水にはマダニは残っていませんでした。

マダニの脚は節があり、シーツの繊維にしっかりとくい込んだままでした。
一部足が外れている物もいました。

死んでいる様子でしたが、念の為にシーツに付いたままのマダニ達をチャッカマンで燃やしておきました。

強風が邪魔する日でしたが、燃やすために熱い火を近づけてもマダニが動き出す気配が無いため熱湯で死んでくれた様です。


マダニが一度に産卵する数(23週間に20003000個)
獲物の体表で産卵された場合を想像したら阿鼻叫喚!




以下一部情報によると⬇


熱湯を使えばダニを除去できるダニは熱に弱く、60度以上の熱にさらされると一瞬で死にます。 またダニは50度ほどの熱でも、20~30分ほどさらされ続けることで、死滅します。

マダニは―20°C以下で死滅するという文献も見られますが、イエダニの情報が多くマダニ情報は少ないためここは確信を持ちにくいです。

業務用ならいざ知らず、家庭用冷凍庫でしかもすし詰め状態で―20°Cをクリア出来ているのか自信がありません。

今試しに剥いだ皮を冷凍してみていますが。

狩猟に来ていくウェアについては、化繊が多く熱湯処理には不向きな為こちらを考えています。


 

 

太陽熱を効率よく吸収しダニを死滅させる布団干し袋。

こちらにウェアや解体で使用したものを入れて天気のいい日に、車の中に置いておけば60度以上になりマダニを退治出来そうですウインク