あたしは ほんとうに自由に入院生活を過ごした。
入院すれば、”あなたの予定スケジュールですよー”の用紙が与えられる。
検温の時間も、手術後日数によって、減少していき、
病室にいなくてはいけない時間も 減っていく。
あたしの場合は、術後1日までが、拘束時間があった。
あたしは 普段からフリー主義者(笑)
病棟に研修医君がくる時間は早いが、
ナースステに3台しかないPCを、いろんなお医者さんが、とりあっている。
あたしの研修医君も PCを確保できると、
なかなか動かない(そー踏んだ)
だから、あたしは、包交を待っても、15分と勝手に決め、
研修医君が来なければ、すたすた院外の散歩にでてしまった。
同室の方が、教えてくれた。
研修医君が、myururuさんのとこに、からから~~ワゴン車を・・
「また逃げられちゃった」って、毎日言ってるよーーーーと。
てな わけで、
病棟に不在が多いあたしは、
”白いキョトウ軍団”回診??も、一回もベッド上で受けたことがない。
軍団の後ろ姿を追っかけると、研修医君が 目ざとく気づいてくれ、
「ぼくのmyururuさんです」と、廊下で紹介してくれる。
あたしは、「どーも~~myururuです」と、・・・・。
で、あたしの病室には、眼科・口腔外科の患者さんがいらした。
その科の回診では、毎回と言って、あたしは
その患者さんたちの御家族に間違われていた。
なぜかというと、
あたしの入院生活は私服だったこと(短パンとTシャツ) と、
ギネの患者さんで、直立に起立している患者が、あたしだけだったこと。
そして、あたしの病室には、おとぼけなおばあちゃんたちが揃っていて、
面倒をみていたこと。
だから・・・・。
退院の前夜 看護師さんが消灯前の処置にきたとき、
おばあちゃんたちに、入院オリエーテンションをしていた。
「お茶は ここよ」
「食べ終わったら、ここに書いてね 量を」
「お部屋のまえに、これを目印で飾るから」
・・・・・・・・・
などと。
みなさんは、夜中の1時に自分のベッドに
他人が寝てたら、きゃーーーーーって、でますか?
同室のおばあちゃんたちは、毎日
・・・・・・・・・・・・。
(夜中も、おばちゃんたちがなかなかトイレから帰ってこないと、心配でした)
で、連れにいってました。
あたしの入院生活でいちばんつらかったことは、
大きな声で、笑えないこと でした。
(傷は小さくても、手術内容はそれなりですので)