なんではじめたの? | 現役ママのボランティアグループMY浦安

なんではじめたの?

核家族化や地域コミュニティの希薄化による、子育て中の母親の孤立化、育児不安やストレスに起因するさまざまなトラブルが新聞やテレビをにぎわせる日々。
ここ浦安市では大きな事件になることはないものの、臨海地区を中心に大規模なマンション開発が進み、若い子育て世代の転入が多くあり、こうした地域ネットワークを持ちにくく、孤立し育児不安を抱える家庭も多く見受けられます。


そんな中で、私たちはホームページやメルマガで地域の子育て情報を発信したり、子育て中の親子が交流できる場として子育てサロンの運営などを行うことで、もっと安心して、幸せな子育てができるように・・・と活動をしてきましたが、単一団体としてできることの限界も日々感じていました。
私たち以外にも、さまざまな団体・個人の方が、浦安の子育て支援に取り組んでいます。こうした人たちと連携することで、私たちだけではできない何かが、生み出せるんじゃないかな?ってそんなことを思うようになりました。


また、市内には、官民問わず様々な子育てサポートのサービスがあります。ホームページでそれらを紹介していますが、できることならWEBだけでなく、サポーターと子育て中のみんなが直接で会える機会があればいいのに・・・そんなことも日々の活動の中で感じていました。

そんな中からうまれたのが、子育て支援に取り組むみんなと場を共有して、浦安(近隣)で子育て中のみんなと直接過ごすことのできるイベント「Welcome浦安・子育て応援メッセ」でした。「Welcome浦安・子育て応援メッセ」は浦安の乳幼児を抱える子育て家庭を対象として、地域の子育て情報&地域の子育てサポーターや子育て仲間と出会えるイベントとして、2005年1月に第1回目の開催をしています。

●イベントの目的●

浦安での子育て初心者(浦安で地域ネットワークを持たない乳幼児を子育て中の世帯)に対して、地域の子育て情報や地域の仲間・支援者との交流の場を提供することで、安心して子育てできる子育てネットワークの形成を目指すことと同時に、子育て支援者同士のネットワーク形成を目指します。

●イベントの背景●

(子育て中の家庭における課題)


社会的に少子化・核家族化・児童虐待などが大きな課題となっていますが、ここ浦安では未就園児を有する世帯のうち実に93%が核家族世帯であり、市外からの転入者が毎年1万人を越えるという特質も加え、地域ネットワークの希薄化により子育てを担う保護者が孤立感・閉塞感を覚えやすい状況にあります。


また急激な都市開発の影響もあり、増え続ける支援対象者と比べ、子育て支援サービスの受け皿は必ずしも十分とはいえません。子育て中の保護者は「孤立する子育て」に悩み、「サービス不足・情報不足」による育児不安を抱えています。このような中、さまざまな子育て情報や、地域との交流の場を用意することなどが、浦安における子育て家庭から求められています。

(子育て支援者をとりまく課題)

子育て支援を行う行政・支援団体等の連携もまだ充分な状況ではなく、その結果、地域ネットワークが出来ていない転入者や初産婦にとっては、情報を得にくく、サービスを利用しにくいといったことにつながっています。こうした中でよりよい育児支援をおうベースとして行政・支援団体・個人等の連携をすすめることが必要だと感じています。