ビタミンDとカルシウムのサプリメントは効果なし | ochiochiのブログ

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地球温暖化も仮想通貨も新型コロナもSDGsもウクライナロシアの問題も「善意なき資本」が方向づけている。

一部の医師を含む多くの人々が信じているように、ビタミンDのサプリメント摂取が骨折予防に役立つかどうかを検証するため、今から1年半前、2万6000人の男女を対象とした実験が行われた。結果は、ビタミンDは骨折予防に役立たないというものだった。ビタミンDを摂取している人としていない人の骨折の可能性はまったく同じだったのだ。ビタミンDの摂取量には関係なく、またカルシウムを補助的にとっても効果はなかった。
(※ビタミンDはすべての人に必要な栄養素だが、ほとんどの人は通常の食事から必要量を摂取している。そうでなくとも日光を10分間浴びるだけで、1日に必要とされるビタミンD量の約4倍を摂取することができる)
今回新たに3万6000人以上の閉経後の女性を対象に、ビタミンDとカルシウムの併用が及ぼす影響を22年間にわたって調べた大規模な研究が、医学誌「内科学紀要」に掲載された。被験者は7年間サプリメントを摂取し、その後15年間追跡調査を受けた。これは研究としては極めて長期にわたるもので、研究者らの決意と努力に敬意を表したい。この研究では、サプリメントが股関節骨折に及ぼす影響だけでなく、がんや心臓病で死亡する割合がサプリメントによって変化するかについても検証された
(Forbes.com
※詳細はリンクしてあるForbesの本文にて確認して下さい。

 

食が大きく人間の身体そして心に関わっていることは、直観ながらも誰でも思うことでありましょう。

 

では、何を食べたら、健康になれるのか?

 

健康という意味が曖昧なので、身体に病気もなく、心もいつも爽快であるとしましょうか。

 

そんなわけで、その健康とやらを維持するためにサプリというものが登場した。

 

多くの人がサプリメントは、食品の栄養素を集めたようなものだから、安全という認識なのだろう。

 

しかしどんな食品でも食べ過ぎたら、毒になるものは山ほどある。

水だってそうだ。

 

これはあくまで私の個人的考えですが、私は食は「他者の命」を食らうことだと思っています。

だからこそより素材に近いものの方がよい。

あまりに手を加え過ぎて、化学記号だけの食べ物は命を食らっているとは言い難いと思うのだ。

 

他者の命を食らうからこそ、食は大切であり、生きる源でもあるかと思う。別の見方をするなら、生かされている意味がわかるのではないかと思うのです。

こんな考えが広がったら、第一次産業や食はさま変わりせざるを得ないですね。笑

 

ところで、今回、小林製薬で問題となるところがあるとすれば、悪玉コレステロールを下げるという「紅麹コレステヘルプ」という商品をはじめ扱っているサプリが心臓病予防から老化防止という健康効果を謳っている。

 

サプリメントは薬ではない。

 

ここで薬のお話。
極端な例だが、「1DーLSD」という法律で規制されていないLSDに似た成分の名前が書かれた製品が若者の一部で服用されているようだ。
その結果、マンションから飛び降りて死亡するケースが今年に入って2件、相次いでいたことが公表さている。

気持ちがすこぶる高揚するに違いない。
でなければ、自殺などしない。

薬物は使い方を誤れば、病気を治すどころか、人生そのものを破壊してしまうほどの恐ろしさがある。
だからこそ、薬を扱う時は、「薬は毒」という意識で、メリットとデメリットを天秤にかけた上で判断すべきなのだ。
病気になってから病院に駆け込み、何とか助けてほしいと懇願しても医者にも限界があることを常に心に留めておくべきであろう。
だからこそ子供は別としても少なくとも50歳を過ぎたなら「生死観」というのは常に持っていないといけない。

そして日本は安楽死については途轍もなく後進国であるが、誰でもというわけではないが、健康な人が五体満足に動けなくなった時、たいていの人は人生に疑問を持つに違いない。
無駄に延命することが果たしてよいのかどうか?
本人の意思は果たして尊重される世の中なのか?
ここはこれから我々は、絶対に考えなくてはいけない。

サプリメントは薬ではないが、健康に関わるという意味では薬に近いものがある。
もちろん自然由来だからと毒にならないなんてこともない。
しかし、紅麹は少なくとも昔からの日本人の食に関わって来たものだ。
紅麹自体を全否定する考え方は論理的でない。

東京むさしのクリニック医院長である橋本将吉氏(Dr.ハッシー)は、薬は天使にも悪魔にもなり得ると断った上で、「薬をきちんと分解して体外に捨てる(排泄する)ためには、肝臓や腎臓がある程度傷ついていしまうことを受け入れなければなりません。どのような薬の副作用(有害作用)にも肝障害や腎障害と記載されているのは、これが理由です。」
と橋本氏の著書『医師が教える薬のトリセツ』(自由国民社)に書いてありますが、この文章を見て、薬を摂取している人は副作用(有害作用)は起こり得るということです。

さて、昨今話題の紅麹(べにこうじ)。
麹は昔から日本人にはなじみのものであり、死者が出たなど聞いたこともなかった。
それが今回、小林製薬が出している紅麹を使ったサプリメントによって腎疾患等健康被害が出たという。
しかしその特定があまりにも早くて驚いている。

その被害を訴えている人に本当に持病がなかったのかどうか?
そこまでちゃんと調べた上でのニュースだったのだろうか?

サプリメントとする過程において何等かの変化があったのか、製造過程において何かが紛れたのか?
これは今後の調査をもって判断するしかないが、ただ紅麹すべてを全否定するのは大間違いだと思う。

このように一度、マスメディアが取り上げてしまうと、大衆は疑いもなく「悪」を限定してしまう傾向がある。
まことに恐ろしい。
薬も恐ろしいが、社会も恐ろしい。
そんな中で我々は生きているということをなぜ学ばないのだろうか?

学べば知恵がつく、知恵がつけば、ちゃんと調べる。
無意味な付和雷同はしないだろう。

また、健康というのは、みんながみんな一様な事をすればいいというものではない。
ある人に有益でもある人には害になることもあるということ。
そういう面があることも考慮されたい。

 

余談ですが、このような社会がなぜか注目するニュースの裏側ではたいてい政治がよくない動きをしている。

今回も小林製薬はスケープゴートにされてしまったのだろうか?

また大谷選手の通訳者の問題も。

なぜ「この」タイミングなのか?

マスコミと政治は結託しているのであろうか?

陰謀論の好きな方はこういうところに意識が行ってしまうかもしれませんが、そうではなく、一番いけないのは国民が無関心・無知のせいです。