まだ実用化までは時間が必要だと思いますが、ここのところ新型コロナウイルスに対する治療薬やワクチンなどに幅が出てきました。
これでウイルスの方が毒性が弱くなっていけば、自ずと風邪と同程度のものになっていくかもしれない。もちろんそんなに早い話ではないだろうが。
新型コロナウイルスの増殖を抑える化合物の開発に成功
新型コロナウイルスの増殖を抑える化合物の開発に広島大学などが成功しました。治療薬への活用が期待されます。
広島大学などの研究チームは、体の細胞内にあるアミノ酸の一つが、新型コロナウイルスを増殖させることを発見。
そのアミノ酸を抑える化合物を人工的につくって、細胞に加えると、増殖を防げることがわかりました。
(浅野知一郎教授)
「もうあと2、3倍程度強い化合物を見つけ、治療薬へ進めていきたい」
今回の発見で予防薬や治療薬の活用に期待できるとしています。(HOME広島ホームテレビ)
しかしどんなによい薬が出来ても、薬はビタミン剤や栄養素ではない。単に毒だ。ワクチンもしかり。これだけは忘れてはいけない。
完全な治療薬などこの世には存在しないのだ。
あくまで確率論で生存者が多ければ、一応成功ということになる。
大多数に効果があってもどうしてもほんの一部で取り返しのつかない結果を招いても、死人が少なく済んでよかったね…というのが医療なのだ。
医療とは、尊い命と言いながら、少しの犠牲はやむを得ないと結構ドライなのだ。
また、ウイルス側の変化変異のたびに弱毒化していく様などは一切考慮していない。
医療とは、一方的に人間の都合のよいように解釈されるだけ。
あまり完璧とか万能などに拘(こだわ)らず、薬やワクチンなんてそんなもんだくらいに思い、少し距離を置いて扱った方がいい。
◆最近のブログ内関連記事