インフルエンザ発症後の「異常行動」、昨季は57人 | ochiochiのブログ

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地球温暖化も仮想通貨も新型コロナもSDGsもウクライナロシアの問題も「善意なき資本」が方向づけている。

何をニュースしようと勝手なので、別に構いませんが、この記事はあまりにひどすぎる。
というのは、この書き方だとインフルになると異常行動を起こすように思われるが、そうじゃない。
これは「薬害」というのが正解。

「薬害」というより「無知」というのが真の原因である。
時に「無知」は、病気より恐ろしいものとなる。

あまりにもおバカな記事なので、コメントしたい。

インフルエンザを発症後に高いところから飛び降りたり、突然走り出したりするなどの重い「異常行動」を起こした症例が昨季は57人(1~16歳)報告されたと、厚生労働省研究班が6日、明らかにした。調査結果を厚労省の専門家会議に報告した。例年並みの報告数という。

インフルエンザ治療薬を服用していたのは21人(37%)、解熱剤も含め薬をまったく服用していなかったのは11人(19%)。残り25人は解熱剤のみ服用や不明などだった。異常行動に伴う死亡はないという。

専門家会議は、インフルエンザ治療薬との因果関係を示唆する結果ではないとした。インフルエンザにかかったら異常行動に注意するよう、医療者や保護者らに注意を促していくことで意見が一致した。(2015年11月07日 01:44  朝日新聞デジタル)

この記事の中では、何をもって「異常」と認定しているのかわからないが、「突然走り出したりする」程度のことを異常とする方が異常ではなかろうか?

ま、それは措いて、薬を飲まなかったという人が11人いるが、薬に近いものがあったとしたらどうだろう?
食べ合わせとかだって影響があるかもしれない。

「異常行動」の原因は、「薬」ないしは「砂糖の摂り過ぎか、スナック菓子ばかり食べているせい」、あと可能性としては少ないかもしれないが、医師の処方のミスと思っている。

砂糖など甘いものの罠などについては、下記リンクを参照されたい。
http://blogs.yahoo.co.jp/s_s_ochi/32148985.html
http://blogs.yahoo.co.jp/s_s_ochi/31968654.html
http://blogs.yahoo.co.jp/s_s_ochi/32089628.html

インフルの薬の代表格がタミフルという薬だが、これ使うと異常行動などがあることは、いまや常識と言ってもよい。
それすら知らないでこの記事を書かれたというのなら、国民の大半がそういうことを知らないのだろう。

実は厚生労働省は、だいぶ前から下のリンクにあるようなコメントをしている。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/medical/090511-02.html

薬には添付文書というのが付いている。
読まない人が多いが、たとえば食べ物で賞味期限の切れてないかチェックくらいはするだろう。
それと同じ、否、それ以上に重要なことなのにチェックしないとはどういうことだろう?

初めて読まれる方もおられるかもしれませんが、タミフルの添付文書のリンクです。
http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00050037.pdf
「副作用」のところにどう書いてありますでしょう?

タミフルに限らず、薬には多かれ少なかれ副作用の可能性を秘めております。
「薬は毒」なのですから当たり前。

毒を有難がっているのではなく「毒をもって毒を制す」このやり方を知らないことが問題なのです。
少なくとも今、何か薬を使用されている方は、せめて添付文書くらい読みましょう。

こういうことがわかってくると世の中の仕組みにも大いに疑問に思うはずですし、またご自身が関わっていることが果たして本当に人のためになっているかということもわかるかもしれません。
資本主義は、利潤を追求し、そしてその努力に報酬を与えられ、成功した人は報われるというシステムではありますが、利潤のために世の中をどんどん窮地に追い込んでいるとしたなら、それは資本主義でも何でもなく、ただのご都合主義に他なりません。

資本主義の原点は、「隣人愛」です。
これが社会というもの、つまり人とのつながりを活かす世界こそ、人としての真の道。
ところが、「自分だけ良ければいい」という思想がいつの間にか、資本主義に入り込んでしまい、「自分を褒めたい」だの「自分へのご褒美」などと間違った考えを醸成するようになった。
これが今の世の中の宿痾(しゅくあ:長い間治らない病気)となっている!

原発、医食住、その他もそうですが、見直す余地がたくさんあるのではないでしょうか?

日々の食事やお金の問題などさまざまな事柄が絡み合いながら世の中は動いている。

どこから手をつけてよいかわからない状態ではあるが、せめて日々の食事を見直すだけでも社会は急展開する可能性がある。
食材を値段で決めたりするのではなく、これは身体のためになるのかどうか、そこを吟味すべき時代だ。
美味しくて身体に悪い食べ物が氾濫しているからこそ、そういう目を持たなければならない。

そんな目で見るといまの社会、驚くことに、まともな食べ物さえないのだ。

食事は人の身体だけでなく、「心」も作っているということをお忘れなく。
コンビニですでに調理された料理が簡単に手に入りますが、料理は「愛情」といわれるように日々ご自身であるいは家で作られ、それを一人ではなく家族で食べることこそ意味がある。決して味だけに意味があるわけじゃない。