ロミオとロザライン | ばんぎゃと呼んでもかまいませんが***

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いうほどバンドに詳しくありません。

見てきました、作・演出:鴻上尚史さん「ロミオとロザライン」

 

主演の子ら、顔ちっさいなぁ。

 

皇輝くんasロミオ/北山が、他の役者さんと並ぶと、顔ちっさいなぁと思うんだけど

あおちゃんasロザライン/松谷

春ちゃんasジュリエット/蓮見と並ぶと、女子二人はもっと顔ちっさいのよ。

 

主演の子ら、顔ちっさいなぁ。

 

はい、ちゃんとした感想いきます。

 

誰もが知る「ロミオとジュリエット」を上演するために

集まったキャストと演出家。

劇団ではなく、プロディース公演で

ロミオ役はTVで人気の若手俳優

ジュリエット役は元アイドルな人気女優

といった感じ。

 

ロミオは、恋するお相手ロザラインに会うために

敵対する家が主催するパーティーに行くのだけど

そこで、ロミオ役の北山くんが、ロミオのことが理解できなくなって

演出家の松谷さんが頭を悩ますことに。。。

 

というストーリー。

まず、事前に鴻上さんのインタビューを読む限り

皇輝くん、大丈夫なの?って印象が強かった。

でも、さすが、プロ。

ちゃんと北山だったし、北山はロミオだった。

あと、立ち振る舞いがかっこいいね。

北山は文春砲くらうくらいの若手人気俳優で

ロミオ役に相応しい、チャラさで

割と安易に「好き」って言うwww

映像の演技だけでなく、舞台も経験しようと思ってっていう「北山」の通り

皇輝くんも、ほんとに、今回、この経験あって良かったね。

 

そういや、パンフの対談にあったけど、ダンスが上手い。

、、、確かに、いつもは、周りが上手くて、あんまりダンスが上手いって思ってなかったけど

いや、かっこよかったわ。

うん、ダンスが上手い。

 

春ちゃんが演じる蓮見ななちゃんは、本気で女優を目指す元アイドル。

ここも、本人に近い。

北山とロミオが近いのと逆に

ジュリエットの時の無茶苦茶な可愛らしさと

蓮見ななの毅然とした美しいかっこよさの違いが、魅力的に見えた。

 

マキューシオ/織田役の一色さんは

よく跳ぶ。

そんなに動き続ける?ってくらい、動く。

マキューシオの全身・全表情での表現が、インパクト強くて

対して、織田の一歩ひいた感じは興味をそそる。

 

ベンヴォーリオ/河村役の二宮さん

(パンフでプロフィール見て、なんでもできる類の人じゃん、て思った。)

こちらは、ロミオ/北山タイプで本人と役のキャラが近い。

だから余計に、終わりの方で「ベンヴォーリオ」に対して言われている言葉が

「河村」に対する言葉に聞こえて

また、胸が痛む表情をするもんだから、切なくなる。

その後の「パリス伯爵」役は、「河村」の覚悟が見えるみたいだった。

 

ジュリエットのばぁや/ななちゃんのマネージャー/関 役のザンさん

ばぁやは、ジュリエットのことを大事に大事に思ってくれてる人。

ばぁやはずっとジュリエットの味方でいてあげてと思ってしまう。

そして、関さんは、稽古場にこういう人いるとうざいけど楽しいよね

っていう感じの人←

どの役もキャラが濃いので、いるだけで面白いし、いるだけで和む。

 

ティボルト/猪川役の渡辺さん

まっすぐで熱いティボルトは、敵に回したくないし、極力関わりたくないw

猪川さんにもそういう面があるけど、

後半に猪川さんが素直で可愛い一面を見せてくれて

まぁ、ティボルトもさ、ただの悪い奴じゃないとは思ってたよ

とか、見てて自分が反省した←

 

神父/安藤 役の大高さん

昔ながらの演劇人らしい「安藤」は、さすが大高さん

(ていうか、そのままかw)

ジュリエットのママ役もパパ役も器用に魅せてくれて

頼れる神父様の姿も素敵。

でも、ジュリエットが神父様からもらった薬を「毒?」って疑うんだけど

そこで「わかる、あの神父、ちょっと胡散臭いとこあるよね」って

思ってしまって申し訳ない。

 

ロザライン/松谷役の吉倉あおいちゃん

松谷さんは演出の仕事を一生懸命やっている、不器用な女性。

北山の疑問にも、北山の想いにも真摯に向き合って悩んで迷う。

一人で調べものするシーンはコミカルで可愛いけど

役者の前ではやたらと頭を下げるシーンが多くて

がんばれ、負けるなと応援したくなる。

そして、ロザラインは苦しむ。

神父様の教え通りに行動した挙句に

自分とジュリエットの違いを残酷につきつけられるロザライン。

ストーリーに絡まなくても、ロザラインはそこに居る。

ストーリーを見ているロザラインが、そこに居る。

そこに居るのに。。。

 

私がこの手で抱きしめても、ロザラインの心が軽くなることはないけど

抱きしめたくなるロザライン、抱きしめたくなる松谷さん。

 

生きることは辛い、でも、生きることは尊い。

 

ずっと、笑わせてもらったのに、最後に泣きそうになる切なくなる

という、やっぱり鴻上さんだな。

 

最後に、パンフにあった大高さんの言葉が素敵だった。

「いったん同じ舞台に立てば~」っていう言葉。

皇輝くんも、かっこいい世界にいるね。